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探偵はもう、死んでいる2

著者:二語十



シエスタを喪って1年。夏凪や斎川と出会い、シャルと再会した君彦は彼女らと共に「シエスタ」の誘拐される。そこで語られるのは、君彦が忘れているらしい彼女の死の真相……
ということで、2巻にして過去篇。
1巻は、夏凪と出会い、彼女の行動につき合う中で、君彦がシエスタとの思い出を思い出して……と言う形だったのだけど、今回は途中途中に、夏凪らとのやりとりとかが挟まれるものの、ほぼシエスタと君彦の「冒険」が語られる形になっている。
まぁ、1巻の中で綴られるエピソードの中でもシエスタが結構、無茶苦茶をやっている、というイメージがあったのだけど、それを掘り下げたことで、より、それを感じる。
人造人間の組織・SPESとの戦い。その中で、文字通り、巻き込まれる形で「助手になれ」と迫られる君彦。それだけでも大概ではあるんだけど、事件に対しても、例えば、「増殖する花子さん事件」。学校内で発生している事件を捜査する、と言いながら、シエスタが制服を来て文化祭デートをしているだけ(としか思えない)、とか何だかんだと言いながらの同居生活。
「恋人じゃない!」「ビジネスパートナーだ!」
とは言うけど、やりとりとか、そういうのを見ているとどう見てもバカップルそのものだよ! そして、そんな中での最強の敵が現れて……
忘れている「死の真相」。ここに関しては、やっぱり1巻のときと同様の感想になるかな? 上に書いたような、ドタバタした日々。命がけだったり何なりもあった。そんな末の別れ。それは、物凄い喪失感に。しかし、その死もまた、自分の信念に基づいたものだったシエスタ。そして、現在の夏凪らとの出会いもまた、彼女によって……
シエスタが君彦を振り回し、でも、しっかりと導いてくれている。それがしっかりと伝わってくる。

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