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処刑少女の生きる道2 ホワイト・アウト

著者:佐藤真登



アカリを殺すことが出来ないまま、港町リベールへとたどり着いたメノウ。リベール周辺には、かつて南方諸島連合を喰らいつくした四大人災『霧間殿』より発せられる、入り込んだら戻ってこられない霧が発生する。死んでも甦るアカリを殺しきるため、メノウは、その霧を利用することを思いつくが……
というような感じの粗筋が裏表紙に書かれているけど、ちょっと違うような……
確かに、メノウはアカリを殺す、ということを考えているのだけど、でも、物語の前半はとにかくアカリとメノウのイチャラブ(笑) まぁ、どちらかと言うと一方的にアカリがメノウに甘えている、と言う感じではあるんだけど、メノウたちを付け回す存在がいる、なんていうこともあってメノウも甘い対応。一緒に風呂に入ったりとか、完全にデートそのもの。ただ、そんな中で、フォースという存在がクローズアップされてきて……
第2巻にして、現代社会から召喚された存在、というものの意味が判明してきたな……
暗躍しているフォースという存在。魔薬という薬を流通させているのだが、そのフォースを乗っ取っていくマノン。母親が、現代社会より召喚された存在。そして、その母は、メノウの師によって殺された。だからこそ、彼女はメノウを狙う。そして、マノン自身は、自分は母親よりも劣っている、というような周囲の評価による劣等感を常に抱えている。さらに、その中で現れるこの作品世界の、階級社会とでもいうべき状況。そういう世界観が具体的に感じられる。
そして、そんな中で、四大人災に誘われることになるアカリの出した結論。その一方で、人災の恐ろしさというのを感じ、「アカリを殺す」という決意を固めるメノウ。両者の立ち位置はもともと、対立する部分はあるんだけど、それが余計に拗れてきているような……。しかも、そのメノウの師匠も出てきそうで……。3巻、すっげぇ気になるぞ!

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