ちょっぴりえっちな三姉妹でも、お嫁さんにしてくれますか？３

著者：浅岡旭



旅行を何とか無事に終え、文化祭まで間もない。そんな中、花鈴はこれまで以上に裸でくっついてくるし、月乃は何か扱いが冷たい。そして、生徒会長でもある雪音は、文化祭準備で多忙な中、「忙しいの……とっても気持ちいぃ～！！」と疲労でドＭが暴走寸前になっていて……
ということで、３巻は三姉妹の長女・雪音がメインとなる話。
一言でいうと……雪音さん、あんた半端なくレベル高けぇな！　いや、ドＭキャラで、主人公に躾てほしい、だの、いたぶってほしい、とか言うキャラクターって色んな作品にいるわけだけど、あくまでも主人公とか、特定の誰かに、っていうところ、ところが、彼女の場合、文化祭の準備で多忙で、疲労困憊っていう状況で発情しているという……。お前、完全に自己完結してるな！
勿論、その結果、主人公がそのドＭに巻き込まれる、っていうわけだけど……。そして、その間にも花鈴、月乃のアレコレにも巻き込まれて、といういつも通りのドタバタ。すごく安心感がある物語回しであることは間違いないかな、と。ただ、そうやって文化祭も開催されたのだが。そこまで、ずっと張りつめていた雪音が……
なぜ、雪音が、そんな性癖になってしまったのか？　作中で語られる理由というのは、どう考えてもこじつけではあるんだけど（笑）、ただ、お姉ちゃんだから、という期待をずっと背負わされていて、とか、そういう部分っていうのは世の長男、長女みたいな立場の人には多いんじゃないかな？　という気はする。まぁ、それがなぜドＭに繋がった！？
ただ、今回はそれ以外に、月乃が昔出会った少年が主人公だ、とか、そういうところに加え、花鈴に続いて、雪音も主人公を本当の意味で意識し始めて……。なんか、修羅場展開がまってそうなのだけど。
……あと、布施さんをどーにしかしなくて良いの？　という気がしないでもない。

Ｎｏ．５３７４


にほんブログ村

この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
「新・たこの感想文」以外で全文を転載したブログ等がありましたら、それは著作権を侵害した違法なものとなります。