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スパイ教室01 《花園》のリリィ

著者:竹町



史上最悪レベルの大戦を終えた世界は、その効率の悪さを痛感した。その中で、講和条約が締結され、国際機関が設立された。こうして、表向きの戦争の時代は終焉を迎えた。そして、スパイたちのよる情報戦の時代が始まった……。デイン共和国のスパイ養成機関の落ちこぼれ、リリィは他のスパイが失敗した『不可能任務』を達成するためのチーム『灯』へと召集される。そこに集ったのは、実戦経験がなく、しかも、問題ありとされる少女たち。そして、ボスであるクラウスは凄腕のスパイで……
第32回ファンタジア大賞・大賞受賞作。
正直、粗筋とかから考えて、もっと硬派な作品かな? と思っていたら、結構、ギャグとか、そういうのが多めで、でも、締めるところは締めてくる、というバランスの良い作品だな、というのを感じる。
まぁ、粗筋で書いたように、ヒロイン(?)のリリィは、養成機関の落ちこぼれ。そんな存在ばかりが集められた焔のボス・クラウスは、凄腕のスパイで、1か月の訓練を入れて、任務へ送り出す、という。しかし、当のクラウスは人にものを教えるのが致命的にヘタ。そのことを実感し、悩むクラウスにリリィはある目的をもって近づき……
基本的にヘッポコなリリィと、彼女に誘われてのクラウスのデートとでもいうべき行動。一緒に出掛け、食事をし、観光名所に行き……での急展開。そこでまず、うおっ、という感じに。そして、そこから、本格的な訓練が始まって……。それは、灯のメンバーでクラウスに勝つこと……
ここからは、あまり詳しく書かないけど、色々な罠だったりを仕掛ける灯の面々。しかし、超人的な察しの良さだったり、身体能力でそれを打ち破っていくクラウス。はっきり言って、クラウスさん、チート過ぎ(笑) そして、そんな訓練を経て本来の任務へ。だが、そこには、かつてクラウスを裏切った「師匠」もいて……
凄腕のクラウスをも上回る存在。危機に陥る灯。師匠の策略。それに対抗するための罠……
正直なところ、途中、「あれ? これちょっと読みづらいかも」と思ったところとか、しっかりと伏線となってのひっくり返しとかが見事にはまっていて、見事に騙された。いや、面白かった。続編も期待!

No.5381

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