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大絶滅恐竜タイムウォーズ

著者;草野原々



『どうぶつデスゲーム』1回戦から3か月。それを生き残った星智慧女学院の生徒たちは、再び宇宙リライトに巻き込まれる。デスゲーム2回戦の開始。人類の進化を守るため、6600万年の白亜紀末期へとタイムトラベルし、知性化鳥類との戦争がはじまり……
『大進化どうぶつデスゲーム』の続編となる話。
ではあるのだけど、結構、印象が異なる話になっている。前作は、知性を得た猫を全滅させるため、と言う形の物語だったのだけど、いきなり戦いに巻き込まれた女子高生たちの諸々が物語の主軸になっていた印象。友たちを守るために手を尽くす。バスケ部のエースという自分のイメージを守るために無理をして……などなど……
それに対し、本作は、物語開始からいきなり殺伐。いきなり目の前に現れる進化した鳥類。そんな存在と戦いをしながら、クラスメイト達と合流。勿論、その中にそれぞれの思惑もある。それでも、何とか合流を果たすのだが……。いきなり始まる、文字通りのデスゲーム。前作とは違い、文字通りに進化をした鳥類たち。しかし、人間のような思考があったり、はたまた、コミュニケーションを取ることが出来るわけではないそれとは、それこそ、現代の猛獣たちとの戦いと言う印象。ところが、そんな中で女子高生たちは「理由」を喪ってしまって……
そこからは、人間と言うことすらをも忘れたような進化をした女子高生たち。その中で、彼女たちは「理由」を手にするために学習し、行動を行っていく。そして……
第三者視点のようで、やたらと詩論などを弄んでいく「地の文」。そして、世界を守るために、次々と生物などを「絶滅」させていく面々。正直なところ、何だかよくわからない部分はある。ただ、生物の進化において、絶滅と言うのもその歴史には必要であり、そういうところを辿っていっているのだろう、というのがよくわかる。ヘンテコな進化とか、そういうのは、デビュー作『最後にして最初のアイドル』でもあった展開ではあるけど、それをさらに深く掘り下げた作品のように感じる。
まさに、ジェットコースター展開、とでも言うようなものを感じる作品だった。

No.5394

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