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シノゴノ言わずに私に甘えていればいーの!

著者:旭蓑雄



毎日、終電で買える日々を送るワーカホリックな拓務。そんな彼の家の隣に引っ越してきたシノさんは、何でだか知らないが、拓務の世話を焼こうとしてくる。温かくて美味しいご飯に、汚れ一つ見落とさない掃除。あまつさえ、膝枕に添い寝まで……。しかし、仕事がしたい拓務にとって、厄介者でしかないのだが……
まぁ、ネタバレになるけど、シノは怠惰の悪魔。そんな関係で、とにかく拓務を怠惰に、というのが彼女の狙い。
正直なところ、設定としては『世話やきキツネの仙狐さん』に通じるものを感じるのだけど、この作品の特徴としては、拓務がシノを厄介者扱いをしているところ。そして、シノの行動について色々と奇妙な言動をする、っていうところだろう。
色々と甘やかしてくるシノに対して、「シノさんだって、自分のために働いているじゃないか!」的な発言を平気でしてくる。まぁ、自分が働いているのに、「お前は働くな!」と言う言動しているシノさんの言動っておかしいんじゃないの? というのは、ある意味、五分五分の関係性である、と仮定した場合にわからんではない。わからんではないけど、素でそういうことを言える拓務。しかも、毎日、朝一で出ていって、終電で帰宅する、という生活について何の違和感も感じていない、とか、そういう部分を加えると……という風にはなる。
その一方で、シノさんは、というと……前作の夜美同様、結構なチョロインっぷりが楽しい。「自分の世話をしてくれるのは、僕を好きだから?」と尋ねられてしどろもどろになったり(もっとも、真顔でそれを尋ねることが出来る拓務も拓務、とは思う)とか、かなりもの。続けて読むと、著者は、こういうヒロインを書くのが得意なのだろう、とは思う。
そんな中で、シノを慕うアイドル『怠坂46』のマナがちょっかいを出してきたりとか、ラブコメとしての要素も色々と見え隠れしていて……。後輩の宮本さんも何かありそうだし……
まだ、シノが拓務をなぜ選んだのか? とか、その辺りとかは見えていないし、そういう意味で2巻目に期待、かな?

No.5473

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