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僕を成り上がらせようとする最強女師匠たちが育成方針を巡って修羅場

著者:赤城大空



憧れの冒険者になるべく、冒険者学校には入ったものの、能力は伸びず、適正「無職」と判断されてしまったクロス。絶望の果てにあったクロスだが、ある事件をきっかけに、将来の恋人を育てようと目論む最強女師匠たちに目を付けられ、弟子入りすることとなるのだが……
とりあえず……タイトルなげぇなぁ。
で、著者。さらに、タイトル。もっと言うならば、最強の冒険者であるリオーネ、リュミドラ、テロメアが、自分好みの恋人になる冒険者を育てるために冒険者の卵を物色する……なんていう導入部からすると、もっとエロというか、下ネタ方面のネタとかがあるんじゃないか? と思ったんだけど、さにあらず。
物語としては、冒頭100頁余りにわたって、クロスがいかなる状況なのか? というのが語られる。いくら修行をしても、全く伸びない能力(この世界では、RPGのように数値で表される) 同じ年齢の学生たちには馬鹿にされ、それどころか、特に修行などをしていない下の年齢の者にもバカにされる日々。そんな中で起きた事件。冒険者学校の面々が苦戦をする中、力がなくとも奮闘する姿を最強の冒険者である3人に見込まれる。
で、3人の下で修業をすることになるわけだけど……。能力が伸びなかった、とは言え、毎日、こつこつとやっていた素振りなどを見込まれての剣術修行。能力を上げるためのマッサージ。それらが功を奏し、少しずつ、力が伸び始める。そして、冒険者学校で自分をイジメていたジゼルとの、再入学をかけた戦い……
修行自体はすごく真面目なものだし、少なくとも1巻の状況ではタイトルにあるような師匠たちが修羅場、っていうこともない。上に書いたように、毎日、コツコツとやっていた素振りなどで、剣術などの型はしっかりしている。とか、力が上がってきた中で、足りないのは自信。それまで、劣等生であったことが原因だから……というあたり、ちゃんと合理的なやり方だと感じるし。で、物語としては、そんな中でそれまで劣等生であったクロスが、大きな戦果を挙げる。そして、急に伸びた理由も判明して終了。その意味では、凄くまっとうな成長譚。ただし、帯にコメントをしている某氏の作品っぽいところがあるけど(笑)
感想とすれば、まっすぐすぎるほどの成長譚ではあるが、某作品っぽくて、この段階では新鮮味が……っていう感じになるかな? ただ、師匠たちが、抜け駆けを狙っているような描写とかもあるし、ここから、どう独自色を出していくか、じゃないかと思う。

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