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勇者の棺桶、誰が運ぶの? ポンコツ娘は救われ待ち

著者:スフレ



突如、世界から治癒魔法が消えて5年ほど。治癒を魔法に頼っていた人々は、気軽に治癒ができなくなったしまった。特に、冒険者はピンチを迎えていた。そこで登場したのが遭難した冒険者を救出するレスキューギルド。隊員であるレスクは、今日もまた、へっぽこ勇者・ティリィの棺桶を教会へ運ぶことになって……
「おお 勇者よ! しんでしまうとは、なにごとだ!」
昔、ドラクエで全滅とかしたときに、よく聞いたセリフだなぁ。死んでしまうと、棺桶になってしまう。そして、教会で復活することが出来る。しかし、棺桶なのだから、自分で動くことが出来ない。そこで、主人公であるレスクのようにそれを運ぶ存在が必要。そして、レスクのような存在の報酬は、その棺桶となった勇者の所持金の半分を貰うこと。
ドラクエとかだと、全滅をすると所持金が半減し、しかも、仲間の復活のためにも金が掛かる……と二重の苦が待っているわけだけど、確かに、全滅したとき、その棺桶を運んでくれる存在が必要だ、というのを考えると理不尽さは薄れる、かな?
まぁ、そんなレスクが、超弱小な勇者・ティリィを救うために奮闘。その一方で、あまりにもヘッポコ過ぎるティリィに説教をする様子。その一方で、レスクがレスキューギルドで相棒を組むカレンとのやり取り。その中で、カレンは……というような関係性。その日常とか、そういうものはしっかりと描かれていると思う。
ただ、物語として一区切りをつけるため、終盤、大ピンチが発生して……という展開になるのはわかる。わかるのだけど、1巻に、それぞれの要素を含める、っていうのは詰め込み過ぎかな? というのを感じたりもする。終盤、いきなりティリィが頼もしくなったりとか、急成長過ぎるだろ、というように感じるところがあったのがちょっと勿体ない。レスクとティリィ、そして、カレン……と言った面々の関係性とかも楽しかっただけに、終盤、もうちょっと「弱そうな」敵でも良かったかな? という感じがする。

No.5623

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