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異世界の底辺料理人は絶頂調味料で成り上がる! 魔王攻略の鍵は人造精霊少女たちとの秘密の交わり!?

著者:アサクラネル



魔族に支配されてしまった都市。魔王は、自分が満足する料理を提供することを人々に求めた。場末のコックであるロインは、その料理を作ることを依頼される。勿論、満足させられなければ即処刑。万策尽きた……そう絶望するロインの前に現れたのは、「塩」の人造精霊・ソルティ。彼女の作り出す塩は、あらゆる生物を虜にする、という。しかし、その塩をつくるには、彼女を性的に絶頂させ、分泌されたものを精製する必要があって……
電撃文庫でも、こういう作品出すんだ……
というかね……塩を精製させるのに、女性(の精霊)を絶頂させる……って……明らかにその一発ネタで書いたろ!
まぁ、一応、書いておくと、本書の粗筋では三流料理人とされているロインだけど、父は精霊の力を借りていたとはいえ、周囲から絶賛される名料理人と言われていた男。そして、ロイン自身も、父によって修行をさせられ、料理人としての腕はしっかりと持っている、という存在。なので、ここで言う「三流」っていうのは、場末の飲食店で働いていた、くらいの意味で捉えた方が良いのかな? という風に思う。
で、物語の軸は、魔王を満足させる料理を出す、ということなのだけど、いきなり魔王に出すのではなく、その前に魔族による審査がある。それを通らなければならない。勿論、この段階での失敗でも即処刑(というよりも、そこで魔族に食われる) ドラゴン、直ぐに腐ってしまう魚しか食わない存在……そんな相手をまずは満足させる料理を出す必要がある。
正直なところ、人造精霊を絶頂させて……という部分と、何を食べさせるのか? という部分がそれほどかみ合っていないような……
審査をする魔族が何を食べるのか? 何を好んでいるのか? という情報を手にし、それを食材とする。勿論、人間とは全く味覚が異なる、とか、そもそも、料理とすることも、なんていう食材もある。そんなものを研究し、何を作るのかを決める。そして、その過程で、塩、だけでなく、酢、香辛料、蜜と言ったような精霊の作り出す調味料を加えて料理を完成させる、という形になる。その前半の、食材を決め、どう調理するのか? なんていう部分は面白く読めた。ただ……正直なところ、そこから人造精霊を絶頂させる方法とかの考察が加わって……っていうのはちょっとイマイチ。ヒロイン的な存在が4人いるわけだけど、それぞれを……っていうので逆にテンポが悪くなったように思えてしまった。さらに、人造精霊と最後の一線を越えてはいけない、とか、その辺りもイマイチ物語に活きていないし……
個人的に、どの食材を使い、どう料理するのか? というのが面白かっただけに、ヒロインをソルティならソルティだけに絞って、その「塩」を活かすような形で描いた方が、物語が広がったんじゃないかな? というのを思ったのだけど……

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