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現実でラブコメできないとだれが決めた?2

著者:初鹿野創



トンデモ理論で共犯者・上野原彩乃を「幼馴染」にでっちあげ、危機を乗り越えた耕平。作り上げたグループとの親交も順調。理想のラブコメが出来るはず! そう思う耕平だが、クラスメイトは全く乗ってくれない。学校規模のイベント・清掃ボランティアも、ギャルグループのリーダー・勝沼あゆみの言葉もあり、やる気を失ってしまって……
ラブコメ適正……とは?
いや、主人公の耕平は、ラブコメ、ラブコメと言っているわけだけど、どちらかと言うと、学校のイベントとか、そういうものを大いに楽しみたい、というような部分が目的。しかし、なかなか、そういう風には持って行けないので、何とかそれを盛り上げよう、とする話と言う方が正しいのかな?
粗筋で書いた、清掃ボランティア。クラス対抗の形で、最も多くのゴミを集めたクラスが優勝というイベントを楽しもう、という耕平。そのために、クラス内の様々なグループとの親交を深め、そして、そのグループの垣根も取り払おうと奮闘する。しかし、その中で、ギャルグループのリーダー・勝沼は、大いに反発して……と言う形で、勝沼を巡っての話が中心になっていく。
そもそもが、そんなイベントなんて……という勝沼。しかし、その行動を見ていると、同じ中学出身の常葉と関連しているように思われてくる。耕平に対して常に反発する勝沼。その背景に何があるのか? 荒れていた、と言われるその出身校。情報を収集しても、勝沼に関する話はバラバラ。そんな中、耕平と嵌めようとした勝沼は……
前半でもそうなのだけど、後半に入ると特に目立つのが、耕平の公平さ(駄洒落じゃないよ) 勿論、彼の目指す理想との兼ね合い、ってところもあるんだろうけど、誰かを不幸にする、誰かを悪役にする、というのは絶対にさせない。今回は、ある意味、耕平の行動によって勝沼が悪役のような立場に。しかし、そんな彼女を排除して、というのは絶対に嫌だ! そんな耕平の、理想に対する想いの強さ、っていうのが後半、これでもかと詰め込まれている。そして、日ごろ、耕平に悪態をついている勝沼についても、全てをしっかりと調べて、という行動力が活きる展開は素直に熱かった。
正直なところ、自分自身もそういう学校行事とかには醒めた目で見ていた人間なので、実際に耕平がいたら鬱陶しい、としか思わないと思うのだけど、物語の主人公としては素直に格好良い。
ただ……前巻でもそうなのだけど、耕平が理郎のヒロインと考えている清里さんがなぁ……

No.5763

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