FC2ブログ

声優ラジオのウラオモテ#04 夕陽とやすみは力になりたい?

著者:二月公



コーコーセーラジオのDVDの発売が決定した! その名も「修学旅行編」。いつもぶつかり合っている二人に、仲良しの先輩・めくると花火の、仲良しの秘訣を教えてもらおう、という企画なのだが……
今回は、話として2本立て、と言う印象。
前半は、粗筋に書いたDVDの収録。ラジオの中で常に言い争う二人。ラジオのリスナーとしては、「本当にこの二人は仲が悪いのでは?」という疑惑を覚えてしまう。だからこそ、と言う形で行われた動物園でのロケ。その中で、めくると花火の、相手のことを全てわかっている、という姿を目の当たりにする。そして、そんな中でやすみは、めくるからアドバイスをもらう……
勿論、読者としてはこれまでの物語の顛末などを含めて、二人の関係性っていうのがわかっているから安心できるけど、ラジオを聴いているだけだったら……っていうのはそうだよな。作中にあるラジオでのやり取りとか、明らかに話として噛み合ってないし。そりゃ、それを聞いているだけだと、これ、大丈夫か? っていう部分はあるだろう。だからこその企画。そして、その結果を受けての新コーナー……
これ、こっ恥ずかしすぎん!?
それはそれいいのかな? というような前半。
一方、後半は、二人の先輩であり、ユニットを組んでいた乙女が過労で倒れてしまう。しばらくは活動休止、という事務所の方針が出されるのだが、本人はそれでも、という。その裏にあるのは、乙女と同期の存在があって……
これは、声優、というか、役者とかそういう人たちにとってどうしても出てくるところ。勿論、人気商売である他の職業、例えば作家とか、ミュージシャンとかでも、そういう部分はあるはず。ただ、作家とかミュージシャンの場合、「作品」という後に残る形で足跡を残すことが出来る。リアルタイムでなくとも、後の人に影響を与えることも可能。しかし、声優の場合……。常に、仕事の奪い合いと言える声優。その中で、休養というのは、その仕事の継続が難しくなってしまう。その恐怖は、勿論、夕陽、やすみにもわかる。二人もまた、スキャンダルにより仕事が減った、と言う経験があるだけに。
これ、一つの話としてうまくまとまっているわけではあるのだけど、でも、根本的な問題が解決したわけではない。ある意味では、モヤモヤも残る形、でも、それを含めて「声優」の現状ということになるのではないかと思う。

No.5766

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
「新・たこの感想文」以外で全文を転載したブログ等がありましたら、それは著作権を侵害した違法なものとなります。

スポンサーサイト



COMMENT 0