FC2ブログ

宮廷魔法士です。最近姫様からの視線が気になります。

著者:安居院晃



宮廷魔法士であるレイズには、最近、悩みがあった。それは、姫様がずっと自分の事を見つめてくること。目が合うと、顔を真っ赤にして走り去る姫様。そんな姫様に困惑しながら仕事をするレイズだったが……姫様、あなたの視線、バレバレです……
なんか、タイトルからすると、ストーカー気質の姫様と、それに困惑するレイズ……というラブコメ作品かな? と思ったのだけど……大分、カラーが異なっていたな、という印象。
物語の導入で、そんな様子が描かれ、レイズは同僚から「お前は鈍感だから」と言われてみたり、はたまた、他の女性と話をしたらなぜか姫様から糾弾されてみたり、夜中に姫様と会ったところで、親衛隊の副隊長から怒られたり……なんていう展開が続く。そこまでは、タイトル他から思ったような展開。
ところが、そんな中で、魔法士としてのレイズの日常が描かれていく。国を守る魔法士。そんなチームの中でも、遠距離魔法に特化したレイズ。その力ゆえに、チームの中で一人、朝から仕事をする羽目になったり何也。そして、そんな中、国に異変が発生して……
どちらかと言うと、魔法士としての日常。そして、異変が発生しての戦い、というのが物語の主軸という印象。
勿論、ヒロインである姫様を巡っての陰謀とか、そういうものもあるのだけど、それ以上に戦いの部分が印象に残る。日常の仕事の中で、少しずつ描かれるレイズの能力についてのアレコレ。そして、長距離魔法特化、というレイズの特性を活かした敵との戦い方。そういうものが、何よりも印象に残る。その戦い方の、一種の頭脳戦的なアレコレとか、そういうところを巡っての部分に面白さを感じた。
この巻でも、姫様の様々な表情とか、そういう部分は出てくるわけだけど、それでも、本編の部分では、あまり表出しきってはいないような感じがある。今回の物語を通して、より、レイズに対して……という部分はあるだけに、最初に期待をしていたラブコメ分がより強化されたらうれしいな、という風に思う。

No.5780

にほんブログ村 本ブログ 書評・レビューへ
にほんブログ村

この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
「新・たこの感想文」以外で全文を転載したブログ等がありましたら、それは著作権を侵害した違法なものとなります。

スポンサーサイト



COMMENT 0