著者:樫田レオ

交通事故に遭いそうになったところを助けられた水原透流。お礼に、とその女性・高木茜を食事に誘ったところ、二人は意気投合。交流を重ねるうち、かつて、想いを寄せていた少女・星野揚羽の面影を残す茜にだんだんと惹かれていく透流だったが、茜が時折見せる物憂げな表情に不安を覚え……
確か、刊行直後に購入したはずなので、3年近く寝かせておいた本。……いや、特に意味はなかったのだけど。
凄くきれいな話ではある。あるのだけど、それ以上の感想を書きづらい、という思いも抱いてしまう作品とでもいうか……
冒頭に書いたような形で知り合った二人。透流は、茜に、かつて想いを寄せていた星野揚羽の面影を感じる。しかし、揚羽は既に亡くなっており、茜と揚羽が別人であることは確実。そして、交際を重ねるうちに意気投合していく二人だが……
まぁ、正直なところ、読者には茜に秘密があることは最初からバラされている。そして、その後もしばしば茜視点での文章が挟まれていく。なので、茜が本当は別の名であることとか、そういうのは明らか。そんな秘密を抱えながらも、透流と茜の交流が描かれていく。その辺りで何となくの方向性は見えている話と言える。その中で……ということとなる。正直なところ、物語の展開に起伏が少ないな、という風には思う。そして、茜と揚羽の関係性は何か? という部分が一つの焦点となっていくのだけど……
ふむ、そっちか、というのがまず思ったこと。丁度、この感想を書く直前に読んだ作品も同じテーマを扱っていたな、とか、どうでもよいことを含めて。
最初に書いたのだけど、綺麗な話ではある。まとまってもいる。
いるのだけど、ちょっと物語の起伏とかが少なくて、もうちょっと何かあっても良かったかな、という印象。言い方は悪いのだけど、こじんまりとまとまってしまった作品、という印象かな?
No.5830

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この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
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交通事故に遭いそうになったところを助けられた水原透流。お礼に、とその女性・高木茜を食事に誘ったところ、二人は意気投合。交流を重ねるうち、かつて、想いを寄せていた少女・星野揚羽の面影を残す茜にだんだんと惹かれていく透流だったが、茜が時折見せる物憂げな表情に不安を覚え……
確か、刊行直後に購入したはずなので、3年近く寝かせておいた本。……いや、特に意味はなかったのだけど。
凄くきれいな話ではある。あるのだけど、それ以上の感想を書きづらい、という思いも抱いてしまう作品とでもいうか……
冒頭に書いたような形で知り合った二人。透流は、茜に、かつて想いを寄せていた星野揚羽の面影を感じる。しかし、揚羽は既に亡くなっており、茜と揚羽が別人であることは確実。そして、交際を重ねるうちに意気投合していく二人だが……
まぁ、正直なところ、読者には茜に秘密があることは最初からバラされている。そして、その後もしばしば茜視点での文章が挟まれていく。なので、茜が本当は別の名であることとか、そういうのは明らか。そんな秘密を抱えながらも、透流と茜の交流が描かれていく。その辺りで何となくの方向性は見えている話と言える。その中で……ということとなる。正直なところ、物語の展開に起伏が少ないな、という風には思う。そして、茜と揚羽の関係性は何か? という部分が一つの焦点となっていくのだけど……
ふむ、そっちか、というのがまず思ったこと。丁度、この感想を書く直前に読んだ作品も同じテーマを扱っていたな、とか、どうでもよいことを含めて。
最初に書いたのだけど、綺麗な話ではある。まとまってもいる。
いるのだけど、ちょっと物語の起伏とかが少なくて、もうちょっと何かあっても良かったかな、という印象。言い方は悪いのだけど、こじんまりとまとまってしまった作品、という印象かな?
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