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肉の原見さん

著者:竹井10日



「JCとメシを食いに行ってくれ!」 唐突に、未来の俺、を自称する老人が現れ、俺に懇願してきた。もちろん、こんな怪しげな話には取り合わなかったものの、なぜか連絡用アプリを入れられてしまった。幼馴染の原見に相談するも、行くのを止められるのだが、アプリに表示されたのは、高級鉄板焼き店で……
うん……私は一体、何を読んだのだろう……?
粗筋で書いたように、アプリからの連絡を受け、指定された相手と食事をしに行く。だが、そこに肉食系(性的な意味ではなく)女子の幼馴染の原見がついてきて、そこは、肉の料理店……
そもそもの設定からぶっ飛んでいるのだけど、料理店に入っての原見さんは、ただひたすらに肉を食う、という部分が強調される。例えば、最初の鉄板焼き店では、オマール海老なども含めたコースなのに、そのオマール海老にすら文句を言う。勿論、サラダとか、そんなものはガン無視。むしろ、邪道だと言わんばかりに悪態。そして、肉に関する蘊蓄などを言い始める始末。いや、主人公じゃないけど、「ちょっと黙れ!」と言わざるを得ない。
ただ、その上で、主人公、一緒にメシを食うJCもそうだのだけど……「美味そう!」と感じてしまうんだよな。
そういう意味では、物凄お「飯テロ」作品だ、というのは間違いない。いや、新型コロナ関連で、焼肉とか、そういうのは、ここのところ行っていないけど。素で行きたいわ。
その一方で、その食事に行ったことで、SF的なアレコレがあるようだけど……
なんか、イマイチよくわからなかった。そもそも、なんで、そーなるの?
いや、何かそれっぽいことは語られていたと思うのだけど、多分、読み飛ばしている。その辺も興味があるのは確かだけど……
むしろ、飯テロを期待している自分がいる。

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Tag:小説感想MF文庫J竹井10日

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