著者:七烏未奏

夏。衣替えも終え、近づく体育祭に沸き立つ学校。悠と心愛の距離感は、じれったい部分はありつつも、少しずつ前進しつつあった。そんなある日、悠は、かつて別れた恋人とそっくりな少女・玲香と出会う。
ちょっと間隔をあけての2巻。個人的に1巻で完結でも良いかな? とは思っていたのだけど、2巻でよりしっかりとまとめ上げたかな? という印象。
前巻の結末として、「前に進むしかない」という形で終わった悠と心愛の関係性。じっくりと、ではあるけれども、距離感は近づいている。それこそ、心愛が、悠の保護者というか、そんな感じすらするような感じではあるけれども。しかし、悠の側もそんな心愛の世話を受け入れる。そんな日々。
そこに現れたのが、恋人であった先輩にそっくりな少女・玲香。しかも、玲香もまた「兄を失った」という。
先輩そっくりで、自分に好意を寄せてくる玲香。しかも、名前まで先輩そっくりで、兄のように慕ってくれる存在。そんな存在に振り回されたりするが、しかし、同時に先輩のことを思い出してしまうのも事実。そんな中、心愛に対する悠の言葉は……
今でもまだ、先輩のことを忘れることが出来ない。それを実感させるのが玲香の存在。別に玲香に惹かれているわけではないが、しかし……。ある意味、物凄く悠は、優しくて誠実なのだと思う。しかし、だからこその不器用さにもつながってしまう。この辺、前作以上に、じれったさとか、そういう部分を強調しているように感じられた。
でも、物語的には、この上ないハッピーエンド。じれったさがあるからこその、やっと報われた。前へ、というテーマ性にも繋がっているんだろうな。
No.5952

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この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
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夏。衣替えも終え、近づく体育祭に沸き立つ学校。悠と心愛の距離感は、じれったい部分はありつつも、少しずつ前進しつつあった。そんなある日、悠は、かつて別れた恋人とそっくりな少女・玲香と出会う。
ちょっと間隔をあけての2巻。個人的に1巻で完結でも良いかな? とは思っていたのだけど、2巻でよりしっかりとまとめ上げたかな? という印象。
前巻の結末として、「前に進むしかない」という形で終わった悠と心愛の関係性。じっくりと、ではあるけれども、距離感は近づいている。それこそ、心愛が、悠の保護者というか、そんな感じすらするような感じではあるけれども。しかし、悠の側もそんな心愛の世話を受け入れる。そんな日々。
そこに現れたのが、恋人であった先輩にそっくりな少女・玲香。しかも、玲香もまた「兄を失った」という。
先輩そっくりで、自分に好意を寄せてくる玲香。しかも、名前まで先輩そっくりで、兄のように慕ってくれる存在。そんな存在に振り回されたりするが、しかし、同時に先輩のことを思い出してしまうのも事実。そんな中、心愛に対する悠の言葉は……
今でもまだ、先輩のことを忘れることが出来ない。それを実感させるのが玲香の存在。別に玲香に惹かれているわけではないが、しかし……。ある意味、物凄く悠は、優しくて誠実なのだと思う。しかし、だからこその不器用さにもつながってしまう。この辺、前作以上に、じれったさとか、そういう部分を強調しているように感じられた。
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