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剣と魔法の税金対策3

著者:SOW



赤字国家からの脱出を目指すブルー、メイが始めた人類・魔族の共同産業復興計画。それは、妙薬の原料・マンドラゴラを栽培し、輸出すること。ところが、栽培が軌道に乗りかかった時、高級マンドラゴラを育てるエルフ国から横やりが入って……
今回のテーマは関税!
関税……確かに、税金であることは間違いない。間違いないのだけど、半ば、今回の話は経済政策だよな……。作中でも、説明があるけど、関税って国の税収を賄う部分はあるけど、それ以上に国内産業の保護だったりとか、そういう部分の目的があるわけだし……。さらに、今回は、税天使さんが、天界に税金を払え! っていうのではなく、国同士でのものに……
ともかく、マンドラゴラ栽培に関して文句をつけてきたエルフ国。妙薬の原料として珍重されるマンドラゴラだけど、エルフ側の交渉施設・デュティが言ったのは「そちらのマンドラゴラは低品質。だから、やめろ」というもの。それに激高したメイは、売り言葉に買い言葉で……とお馴染みの展開。そして、エルフがマンドラゴラを卸している港町へと降り立つことに。
そこでの調査。貴族を相手とする正規の価格のマンドラゴラは超高額。一方、その裏で、その価格とはかけ離れた低い額で取引されているものも存在していた。さらに、その中で密輸なども横行しており、そこに横やりを入れてきたデュティも関わっていて……? さらに、不可解なのは、マンドラゴラの流通を管理している、ということになっている存在があって……
こうやって考えると、今回は、結構、ミステリ作品みたいな部分はあるんだよな。マンドラゴラの管理について。その中でのおかしな部分。それぞれのキャラクターが何を狙っているのか? そして、そんな中で考えるクゥの前に現れる存在の目的は……。そういうところがミステリー色強めだな、と感じる。
その上で、クゥがあまり空回り気味。それを狙っている存在……なんていうのが出てきて、今後、ちょっとシリーズのカラーが変わっていく、という予感もある。
……ただ、メイがゼイホウに詳しくなる、とすると先は長そう……

No.5978

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Tag:小説感想 ガガガ文庫 SOW

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