著者:伊崎喬助

曹操によって拉致された董白は、その根拠地・許昌へとたどり着く。曹操は、袁術、呂布による長江同盟と対立している状態だった。そんな中、戦場に駆り出されたりする董白。だが、今度は袁術の下にいる孫堅の娘・孫尚香に拉致されてしまい……
シリーズを重ねてきたことで、大分、歴史とは変わってきた感じだな。そして、三国志の英雄たちが本格的に参戦と言うのも印象的ではある。
粗筋でも書いたように、曹操、孫堅の元へと流転することとなる董白。董卓の孫娘、という悪評はあるものの、しかし、彼らにも一目置かれる、という意味では十分に渡り合う。そして、なぜか気に入られたりもする。その中で董白は、孫尚香と友達となるのだが……
色々とギャグ的な描写とかはあるのだけど、やはり曹操、孫堅は格好良いんだよな。肝雄と言われるだけあって、常に様々な策を巡らせている曹操。董白は警戒すべき相手ではあるが、しかし、その策などを知りたいという思いもある。一方、孫堅は、というと、その武をもって名を知られる存在になってはいるが、袁術の人質となった妻を大切に思い、その下につかざるを得なくなる。そして、その袁術と呂布の関係性もまた一枚岩とは言えず……
曹操、孫堅と言った英雄たちの格好良さ。そんな英雄たちの間での袁術、呂布を巡っての戦い。一方で、拉致された董白を巡って、元来、あまり相性の良くなかった馬超と趙雲の共闘。今回はかなり真面目に三国志……というか、英雄譚をやっていたな、というのが何よりも強く感じられた。
その上で……
歴史上は戦死するはずである孫堅が死ぬことなく……と思った矢先の出来事。
これって、三国志の本来の歴史にどのみち、収束していく、ということを示している、っていうことなのかな? 殺したのが、劉表陣営ではない、ということにはなるけれども、孫家の中が大混乱になる、という流れそのものは変わらないはずだし。
ただ、そうなると、董白自身も……ということにはなるわけだけど……
No.5996

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この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
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曹操によって拉致された董白は、その根拠地・許昌へとたどり着く。曹操は、袁術、呂布による長江同盟と対立している状態だった。そんな中、戦場に駆り出されたりする董白。だが、今度は袁術の下にいる孫堅の娘・孫尚香に拉致されてしまい……
シリーズを重ねてきたことで、大分、歴史とは変わってきた感じだな。そして、三国志の英雄たちが本格的に参戦と言うのも印象的ではある。
粗筋でも書いたように、曹操、孫堅の元へと流転することとなる董白。董卓の孫娘、という悪評はあるものの、しかし、彼らにも一目置かれる、という意味では十分に渡り合う。そして、なぜか気に入られたりもする。その中で董白は、孫尚香と友達となるのだが……
色々とギャグ的な描写とかはあるのだけど、やはり曹操、孫堅は格好良いんだよな。肝雄と言われるだけあって、常に様々な策を巡らせている曹操。董白は警戒すべき相手ではあるが、しかし、その策などを知りたいという思いもある。一方、孫堅は、というと、その武をもって名を知られる存在になってはいるが、袁術の人質となった妻を大切に思い、その下につかざるを得なくなる。そして、その袁術と呂布の関係性もまた一枚岩とは言えず……
曹操、孫堅と言った英雄たちの格好良さ。そんな英雄たちの間での袁術、呂布を巡っての戦い。一方で、拉致された董白を巡って、元来、あまり相性の良くなかった馬超と趙雲の共闘。今回はかなり真面目に三国志……というか、英雄譚をやっていたな、というのが何よりも強く感じられた。
その上で……
歴史上は戦死するはずである孫堅が死ぬことなく……と思った矢先の出来事。
これって、三国志の本来の歴史にどのみち、収束していく、ということを示している、っていうことなのかな? 殺したのが、劉表陣営ではない、ということにはなるけれども、孫家の中が大混乱になる、という流れそのものは変わらないはずだし。
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