著者:SOW

税天使の降臨から四苦八苦の末、ようやく国の経営立て直しの道筋が見えていた魔王ブルーと勇者メイ(とクゥ) 念願の水洗トイレも完成! と思いきや、なぜか魔王城の設備が次々と不具合に! それは、なんと何者かによる「テキタイテキバイシュウ」!? それを仕掛けてきたのは、元魔族宰相のセンタラルドバルドで……
3巻の「関税」もそうなのだけど、今回の「敵対的買収」とかも税金とはちょっと違うよなぁ……。まぁ、今回は「徴税権」という話題もあるわけだけど。
ただ、それ以上に今回は、魔王ブルーの祖先の物語。そして、税天使ゼオルの存在の掘り下げ、という部分に重きを置いた感じ。
センタラルバルドの敵対的買収による危機を迎えたブルーたち。しかし、そのセンタラルバルドの資金などには不正の疑惑が。だからこそ、税天使を呼ぼうとするのだが、税天使は貿易港での一件が不正とみなされ封印中。現れた税天使の上司・愛天使(ケツアゴマッチョ)の計らいもあって、ブルーたちは税天使の過去の時代へ行くことに……
ブルーの祖先であり、弱小国から魔族の王にまで上り詰めたザイ。そんな時代に人間として魔族領に入り荒稼ぎをしていた女戦士。そう、彼女こそが……
メイですら唖然とするゼオルさん、なかなかに豪快だな! そして、そんなゼオルさんやら何やらを受け入れていくザイ。清濁併せのんで、というのは簡単だけど、そういうのを平然と言い切るザイは普通に英雄の器。しかし、そんなザイとゼオルの間に何があったのか? その辺りが明かされていき……。結構、皮肉な結末だよな……
そして、プロローグで明かされているようにセンタラルバルドの背後で動く税悪魔ノーゼ。そのノーゼとクゥの間の因縁。
税法の解説とか、そういうものもあるんだけど、各キャラクターの掘り下げとか、そういうところの比重が大分強くなってきた、というのを感じる巻だった。
No.6048

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この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
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税天使の降臨から四苦八苦の末、ようやく国の経営立て直しの道筋が見えていた魔王ブルーと勇者メイ(とクゥ) 念願の水洗トイレも完成! と思いきや、なぜか魔王城の設備が次々と不具合に! それは、なんと何者かによる「テキタイテキバイシュウ」!? それを仕掛けてきたのは、元魔族宰相のセンタラルドバルドで……
3巻の「関税」もそうなのだけど、今回の「敵対的買収」とかも税金とはちょっと違うよなぁ……。まぁ、今回は「徴税権」という話題もあるわけだけど。
ただ、それ以上に今回は、魔王ブルーの祖先の物語。そして、税天使ゼオルの存在の掘り下げ、という部分に重きを置いた感じ。
センタラルバルドの敵対的買収による危機を迎えたブルーたち。しかし、そのセンタラルバルドの資金などには不正の疑惑が。だからこそ、税天使を呼ぼうとするのだが、税天使は貿易港での一件が不正とみなされ封印中。現れた税天使の上司・愛天使(ケツアゴマッチョ)の計らいもあって、ブルーたちは税天使の過去の時代へ行くことに……
ブルーの祖先であり、弱小国から魔族の王にまで上り詰めたザイ。そんな時代に人間として魔族領に入り荒稼ぎをしていた女戦士。そう、彼女こそが……
メイですら唖然とするゼオルさん、なかなかに豪快だな! そして、そんなゼオルさんやら何やらを受け入れていくザイ。清濁併せのんで、というのは簡単だけど、そういうのを平然と言い切るザイは普通に英雄の器。しかし、そんなザイとゼオルの間に何があったのか? その辺りが明かされていき……。結構、皮肉な結末だよな……
そして、プロローグで明かされているようにセンタラルバルドの背後で動く税悪魔ノーゼ。そのノーゼとクゥの間の因縁。
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