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かまって新卒ちゃんが毎回誘ってくる ねえ先輩、仕事も恋も教育してもらっていいですか?

著者:凪木エコ



風間マサト、26歳。ブラック企ぎょ……広告代理店に勤めるサラリーマン。そんな彼が教育係をしている後輩社員・伊波渚は、美人で仕事が出来、しかも人懐っこいとパーフェクト。そんな彼女の欠点は…… 「先輩、今日も飲み行きましょう!」 残業終わりは毎回、飲みに誘い、酔うと甘えん坊に拍車がかかり……
『おっぱい揉みたい(以下略)』の3巻をまだ読めていないけど、あちらはひたすらイチャイチャとしている話。そして、本作も、基本的に最初から最後まで、ひたすらにイチャイチャしている感じ。
毎日、仕事終わり(残業終わりともいう)になると「飲みに行きましょう」と誘ってくる後輩の渚。残業後なので、二次会とかには行かないが、それでもそんな渚の言葉に付き合って出かけることに。そして、ただでさえ距離が近い渚だが、酔っぱらうとさらに距離が近く、甘えてくる。そして、終電を逃したならホテルに行きましょう、なんてドキッとするようなセリフも……。まぁ、時には飲み過ぎてリバースしてみたり、なんてこともある。
まぁ、主人公のマサトがちょっとでも下心があれば……っていう感じもするんだけど、そこは、常識人というか、物凄く身持ちの固い人物。そうなると今度は、渚の好意がわかっているだけに読者としては「この朴念仁め!」という気分になる。そのある種のもどかしさが持ち味なのだろうな。
基本的に単話形式で物語が進み、その1話が20頁程度なので、非常にサクサクと読み進めることが出来る。そして、その中で上に書いたようなやりとりがなされていく。ある意味、最初からずっと同じような展開が続いていくのだけど、このやりとりそのものが楽しいで、個人的にはそこに不満はないかな、という感じ。そういう風には書いたけれども、この巻の終盤には渚がマサトに対して好意を抱くことになったきっかけなども描かれており、話としてもちゃんとまとまっている。
これで物語として一段落と言うことも出来そうなのだけど、このやりとりの続きが読めるなら、それを読んでみたい、というのは確か。
最後に……
こいつらの肝臓、大丈夫だろうか?(ぉぃ)

No.6091

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Tag:小説感想富士見ファンタジア文庫凪木エコ

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