カワイイけど慎重すぎるお嬢様の笑わせ方
- 05, 2022 17:59
- や行、ら行、わ行の著者
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著者:りんごかげき


「あたしには友達がいません!」 新入生代表として全校生徒をビビらせる挨拶をしたお嬢様・桃猫ハル。冷静沈着、笑わない、と言うことで評判の彼女だが、アパートの隣室というよしみで、そんなハルの相談相手になった森カナトは、人前で笑えない、という悩みを聞くことになり……
正直なところ、物語の序盤は話に入っていけなかった。
粗筋から考えれば、自分の本心とかを表に出すのが怖い、というハルの相談相手になったカナトが、上手くいくように色々と考えて……っていう物語だと考えたのだけど、物語がどこへ向かっていくのかイマイチよくわからない部分があったし、カナトとハルの会話も独特のノリがあるため、「え、なんでそうなるの?」と感じた部分がしばしば……。だって、二人の会話が良い感じになった、と思ったら、いきなり情緒不安定みたいなやりとりになったりするから。そのため、序盤は置いてけぼり感を感じてしまった。
ただ、中盤くらいで、この二人のやりとりというのは、こういう感じだ、というのが理解できてから楽しくなっていった。
基本、ハルは可愛くて、面倒な奴。周囲は、ハルの行動とかを温かく見守っているのだけど、本人はそうとは感じていない。そして、通信アプリのIDを交換しようとか、そういう提案もすべて断ってしまう。それでも、周囲もハルの想いとかはわかっているので嫌な顔をしない。そんな中で、カナトにだけは(バレバレの)本心を打ち明ける。それがまた、カナトにとってはかわいらしくて、それこそ頭をなでたりしたくなる……。この面倒くささが、序盤から発揮されてしまったため、序盤、なかなか入り込めなかったのかな、という気がする。
ということで、ちょっと取っつきづらい部分はある。ただ、そのノリに慣れてくると、ハルが可愛い、というのを素直に思えるようになった。
No.6141

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正直なところ、物語の序盤は話に入っていけなかった。
粗筋から考えれば、自分の本心とかを表に出すのが怖い、というハルの相談相手になったカナトが、上手くいくように色々と考えて……っていう物語だと考えたのだけど、物語がどこへ向かっていくのかイマイチよくわからない部分があったし、カナトとハルの会話も独特のノリがあるため、「え、なんでそうなるの?」と感じた部分がしばしば……。だって、二人の会話が良い感じになった、と思ったら、いきなり情緒不安定みたいなやりとりになったりするから。そのため、序盤は置いてけぼり感を感じてしまった。
ただ、中盤くらいで、この二人のやりとりというのは、こういう感じだ、というのが理解できてから楽しくなっていった。
基本、ハルは可愛くて、面倒な奴。周囲は、ハルの行動とかを温かく見守っているのだけど、本人はそうとは感じていない。そして、通信アプリのIDを交換しようとか、そういう提案もすべて断ってしまう。それでも、周囲もハルの想いとかはわかっているので嫌な顔をしない。そんな中で、カナトにだけは(バレバレの)本心を打ち明ける。それがまた、カナトにとってはかわいらしくて、それこそ頭をなでたりしたくなる……。この面倒くささが、序盤から発揮されてしまったため、序盤、なかなか入り込めなかったのかな、という気がする。
ということで、ちょっと取っつきづらい部分はある。ただ、そのノリに慣れてくると、ハルが可愛い、というのを素直に思えるようになった。
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