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高嶺の花には逆らえない

著者:冬条一



学校一の美少女・立花あいりに一目惚れをした佐原葉。イケメンな友人・進藤新に相談をしたところ、告白のセッティングをしてくれたのだが、目の前で新があいりに告白する姿を目の当たりにすることに。友人に裏切られ、好きな人を奪われてしまった葉だったが、翌日、教室に入ると新はなぜかスキンヘッドになり、新の恋人となったはずのあいりからアプローチをされるようになって……
なんか、こういう書き方をすると何だけど……えらいぶった切り状態じゃないか? と思える。
冒頭に書いたような形で始まった物語。目の前で友人の新と、片想いの相手が付き合うことになった、というのに、なぜかその新はスキンヘッドになっており、あいりは弁当を作ってくれたり何なり……と、奇妙な状況に。さらに、そんな中で、ぽっちゃり少女の武田さんとも知り合って……
まぁ、主人公の葉は完全な鈍感主人公。あいりに関しては、目の前で友人に、っていうので勘違いするところはあるにせよ、武田さんに関しては、明らかに主人公に好意を寄せているけれども気づかない。まぁ、ダイエットのために家にやってきて、なぜか身体を鍛えるのが趣味な父親の下でトレーニングとか、奇妙な状況ではあるんだけどさ。そんな葉が気づかない中であいりと武田さんの鞘当などが繰り広げられていくことになる。
物語とすると、学校などではあいりと、自宅では武田さんと、という描写が多く描かれる。その日常描写が中心に。
個人的には、武田さんが可愛いんだよな。見た目は、ラノベのキャラとしてはかなり……というか、無茶苦茶レベルでぽっちゃりなんだけど、佐原家に溶け込み、佐原家の皆の胃袋をがっしりと掴む食事を披露する。305頁のイラストとか、すごくかわいいと思う私はおかしいのか?
一応、新がなぜスキンヘッドになったのか? みたいな部分とかも描かれ、その心情とか、その周辺も描かれてはいる。そして、終盤には一つの事件と、その結末も描かれてはいる。いるのだけど、ちょっと消化不良という感じがどうしてもしてしまう。そもそもの話として、タイトルの「逆らえない」もこの巻では葉ではないんだよな……。
本作、元々は投稿サイトで連載されていた作品のようで、シリーズ全体を通せば違うのだろうけど、この巻単独で、というとちょっとまとまりに欠けるかな、という感じがした。

No.6233

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Tag:小説感想ガガガ文庫冬条一

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