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宅録ぼっちのおれが、あの天才美少女のゴーストライターになるなんて。2

著者:石田灯葉



天音のトラウマ払拭、そして、amaneの初ライブ成功。ぼっちらしからぬ日々を手に入れた小沼は……曲が作れなくなっていた。天音ら、バンドメンバーの励ましを受けながら学園祭に向け、新曲制作に足掻くことになるのだが……
いきなり「ぼっち」とは違った感じがするのだけど……
ともかく、バンド、amaneとしての初ライブは大成功。天音のトラウマも解消され、文化祭ライブには天音が芸能活動をしていた頃のマネージャーも来ることに。学園祭ライブの結果次第では、天音の再デビューも見えてくる。そんな状況の中、小沼はスランプに陥ってしまう。そんな小沼に対し、バンドメンバーは……
「憧れ」
というのをどういうものなのか? そんなのがこの巻のテーマかな?
小沼がスランプに陥った理由。それは、初ライブ。amaneに憧れ、音楽活動を始めた小沼。そして、amaneこと、天音に見込まれた。しかし、初ライブを成功させた、とは言え、その中で最も盛り上がったのは天音のオリジナル曲。やはり、自分は劣化コピーに過ぎない。そんな思いが小沼の悩みに繋がっていく。そして、そんな小沼に対し、バンドメンバーは自分の「憧れ」とは何かを解き……
憧れを、ただ手の届かない位置にいる存在としてみるのか? それとも? 若干、私利私欲に動いている人もいるけど……
さらに、amaneにとって、小沼の楽曲が意味したものは?
憧れを巡ってのアレコレ。そして、何とか学園祭ライブを成功させての言葉。最初に書いたように、ぼっち、という感じの話ではないのだけど、でも、音楽をやる。その中で、自分と、憧れと、それらをどう両立していくのか? というようなテーマ性がしっかりとしていてしっかりと楽しむことが出来た。終盤、タイトルの意味、というのもしっかりと回収されていたのも好印象。
このシリーズ、これで一区切り、なのかな? 続きを読みたい気持ちもあるけど、ここで終わるのも奇麗にまとまってて良いな、と思う。

No.6257

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Tag:小説感想角川スニーカー文庫石田灯葉

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