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王様のプロポーズ 極彩の魔女

著者:橘公司



初恋の人は死体だった。玖珂無色は路地裏で倒れている少女を発見し、恋をした。そして、その直後、彼自身も意識を失った。そして、気づいたとき、彼は倒れていた少女・久遠崎彩禍の身体を引き継いでいた。300時間に一度、滅亡の危機を迎える世界を救ってきた最強の魔女である彩禍の身体を引き継いだ無色は、従者である烏丸黒衣からの指示で、魔術師学園に通うことになるのだが……
『デート・ア・ライブ』シリーズの著者の作品。そちらは、アニメで見た程度なのだけど、何となく、その作者の作品らしいと感じる。
物語の設定は大雑把に上に書いた通り。世界は、たびたび危機に陥っており、それを彩禍が救ってきた。彩禍こそが、史上最強の魔女であり、そんな彼女を誰かが殺害する、ということは不可能。しかし、無色が現在の状況になるのは何者かに負けたから。そして、彩禍が死んだ、ということがバレてはいけない。だからこそ、学園に入り、生きていることをアピールする必要があって……
という感じ、結構、シリアスな感じで物語が始まるのだけど、無色自身は魔法とか、そういうものは全くわからない素人。だからこそ、学園に最強の魔女である彩禍が入ったこと自体が驚きだし、そんな彼女が問う初歩の初歩レベルの質問も皆が深読みをして戸惑う。さらに、無色は興奮したりすると、なぜか元の男の姿に戻るため、それに対する対策として、無色自身も入学することに。しかし、男の姿で同じことを言ってもこちらは……
さらに言えば、無色が恋をした、とはいえ無色の彩禍に対する想いが常軌を逸している点も。目が覚め、黒衣に世界の状況とかを説明され、最初に質問したのは「スリーサイズは?」とかそういうの。黒衣じゃないけど、「はったおしていいですか?」とはなるよなぁ……。さらに、無色と、彩禍がどちらも大好きな無色の妹・瑠璃も登場して……
結構、わちゃわちゃとギャグ描写が描かれつつ、物語は終盤に一気に急展開。彩禍を殺したのが誰か、とか、そういうのはわかって決着もつくけど、色々と謎が……。
ちゃんと1巻で一つのエピソードを完結させ、なおかつ、次への謎などをしっかりと残す。お見事!

No.6315

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Tag:小説感想富士見ファンタジア文庫橘公司

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