著者:あきらあかつき


親友の妹である水無月鈴音をモデルとした官能小説をWEB上で発表している高校生・金衛竜太郎。ある日、清楚な美少女だと思っていた鈴音が、竜太郎の小説を読んでいることが判明。しかも、その流れで執筆者が竜太郎であることもバレてしまう。鈴音をモデルにしたことを謝罪する竜太郎に対し、自分が協力することを提案してきて……
なかなかにカオスな展開で楽しい!
冒頭に書いたように、鈴音がモデルになって執筆に協力をする、という話なのだけど、どっちかというと協力というよりも執筆方針とか、すべてをコントロールしているような……。いわゆる、微エロ的な行動をして主人公の竜太郎を誘惑する、とか、そういう部分ではモデルなのかもしれないけど、それをエサにして、「こうすべき!」という感じでどんどん誘導していくからなぁ。その結果、小説の中の主人公と妹の主従が逆転したりしているし。
とにかく、ここが最大の見せ場(?)だと思う。あらゆる設定、シチュエーションを用いて竜太郎を調教(この作品の場合、この言葉がピッタリ)していって、途中から完全に主人公は変な性癖に目覚めちゃっているし。その辺りの部分は完全に小悪魔……に見せかけた女王様状態。
さらに、鈴音、竜太郎以外のキャラクターたちも、なかなかにカオス。
竜太郎の妹で、鈴音とも友人である深雪。鈴音が兄に見せるしぐさなどから、兄に気があるのだろう、と察して仲を取り持とうとする。それ自体は良いのだけど、何だかんだと言って、最後は暴言キャラとして主人公を力づくで従わせる。一方の、鈴音の兄で、タイトルにもある竜太郎の親友である翔太。普段は良い奴なのだけど、シスコン気味で……というキャラクターなのだけど、実は……
そして、モデルとしての「行為」の中に出てくる会話も、時々、とんでもない爆弾を埋め込んでいるので油断できない。一番笑ったのは186頁の「これはパパの趣味」って台詞。唐突に出てきて大笑い。
一言で言うと、こいつら全員、色々とおかしい! でまとめられる気はする……
No.6418

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この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
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親友の妹である水無月鈴音をモデルとした官能小説をWEB上で発表している高校生・金衛竜太郎。ある日、清楚な美少女だと思っていた鈴音が、竜太郎の小説を読んでいることが判明。しかも、その流れで執筆者が竜太郎であることもバレてしまう。鈴音をモデルにしたことを謝罪する竜太郎に対し、自分が協力することを提案してきて……
なかなかにカオスな展開で楽しい!
冒頭に書いたように、鈴音がモデルになって執筆に協力をする、という話なのだけど、どっちかというと協力というよりも執筆方針とか、すべてをコントロールしているような……。いわゆる、微エロ的な行動をして主人公の竜太郎を誘惑する、とか、そういう部分ではモデルなのかもしれないけど、それをエサにして、「こうすべき!」という感じでどんどん誘導していくからなぁ。その結果、小説の中の主人公と妹の主従が逆転したりしているし。
とにかく、ここが最大の見せ場(?)だと思う。あらゆる設定、シチュエーションを用いて竜太郎を調教(この作品の場合、この言葉がピッタリ)していって、途中から完全に主人公は変な性癖に目覚めちゃっているし。その辺りの部分は完全に小悪魔……に見せかけた女王様状態。
さらに、鈴音、竜太郎以外のキャラクターたちも、なかなかにカオス。
竜太郎の妹で、鈴音とも友人である深雪。鈴音が兄に見せるしぐさなどから、兄に気があるのだろう、と察して仲を取り持とうとする。それ自体は良いのだけど、何だかんだと言って、最後は暴言キャラとして主人公を力づくで従わせる。一方の、鈴音の兄で、タイトルにもある竜太郎の親友である翔太。普段は良い奴なのだけど、シスコン気味で……というキャラクターなのだけど、実は……
そして、モデルとしての「行為」の中に出てくる会話も、時々、とんでもない爆弾を埋め込んでいるので油断できない。一番笑ったのは186頁の「これはパパの趣味」って台詞。唐突に出てきて大笑い。
一言で言うと、こいつら全員、色々とおかしい! でまとめられる気はする……
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