著者:編乃肌


世界的な人気を誇る美少女モデルhikari。その正体は、どこにでもいるような平凡な男子高校生・晴間光輝。女装した自分こそが世界で一番かわいい、という自負を持ち、世の女子たちをかわいいと思わなくなってしまっている彼は、目立たないクラスメイトの雨宮さんがふとした時に見せた笑顔に衝撃を受ける。彼女はかわいい! それが、女子をかわいいと思えなかった光輝は……
普通に考えて光輝の思考態度、なかなかヤバいな。
光輝は別に女装が趣味の人間……というわけではない。普通の少年でしかなかったのだけど、大手アパレルブランドを経営している従姉妹に目を付けられ、女装してそのモデルに抜擢され、人気が爆発してしまった、という経緯を持つ。それ以来、美容とか、ファッションとか、そういうものにも積極的になり、それ故に……ということに。まぁ、ファッションとかの意識が高い、というのは良いのだけど、学園内の「美少女」ランクの上位とかも見下すとか、結構、アレな存在になっているよなぁ……
ただ、そんな光輝くんがトラブルを起こしまくる話なのかな、と思っていたら、結構、ストレートな恋愛モノ。
ヒロインである雨宮さんは、クラスの中でも地味で目立たない少女。それ故に、クラスメイトから面倒ごとを押し付けられたりしていて、そんな彼女を光輝は陰ながら手伝っていた。そして、そんな中で雨宮さんは、密かに光輝のことを想っていた。そして、普段は見せない雨宮さんの笑顔に光輝も惹かれることとなって……で、デートなどをするようになり、その中で雨宮さんのプロデュースなどもするようになっていく。
素材は良いのに、おしゃれとか、そういうものに無頓着な雨宮さん。最初のデートでは、身体のラインなどを野暮ったく見せる……くらいならばともかく、なぜか熊のぬいぐるみみたいなものがついているという謎過ぎる服を着て登場。「これはヤバい」というところから、光輝は知り合いのメイクアップアーティストの元へ連れていき……とすると、大変身。さらにどら焼きデートやら、写真部のモデルなどを経て、意識を変えていって……。雨宮さんの魅力、さらに、容姿を引き出していって……
最初から、どちらも互いに対する好感度マックス状態なので、惹かれていく過程というのは、それほどない(何しろ、雨宮さんのヤバい服装を見ても、でも、肯定したりするし)のだけど、雨宮さんの意識が変わっていく様を楽しむ作品、という感じなのかな? そういう点で、ストレスなく、二人の変化というのを楽しむことができた。
No,6626

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この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
他のブログなどに、全文を転載することは許可しておりません。
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普通に考えて光輝の思考態度、なかなかヤバいな。
光輝は別に女装が趣味の人間……というわけではない。普通の少年でしかなかったのだけど、大手アパレルブランドを経営している従姉妹に目を付けられ、女装してそのモデルに抜擢され、人気が爆発してしまった、という経緯を持つ。それ以来、美容とか、ファッションとか、そういうものにも積極的になり、それ故に……ということに。まぁ、ファッションとかの意識が高い、というのは良いのだけど、学園内の「美少女」ランクの上位とかも見下すとか、結構、アレな存在になっているよなぁ……
ただ、そんな光輝くんがトラブルを起こしまくる話なのかな、と思っていたら、結構、ストレートな恋愛モノ。
ヒロインである雨宮さんは、クラスの中でも地味で目立たない少女。それ故に、クラスメイトから面倒ごとを押し付けられたりしていて、そんな彼女を光輝は陰ながら手伝っていた。そして、そんな中で雨宮さんは、密かに光輝のことを想っていた。そして、普段は見せない雨宮さんの笑顔に光輝も惹かれることとなって……で、デートなどをするようになり、その中で雨宮さんのプロデュースなどもするようになっていく。
素材は良いのに、おしゃれとか、そういうものに無頓着な雨宮さん。最初のデートでは、身体のラインなどを野暮ったく見せる……くらいならばともかく、なぜか熊のぬいぐるみみたいなものがついているという謎過ぎる服を着て登場。「これはヤバい」というところから、光輝は知り合いのメイクアップアーティストの元へ連れていき……とすると、大変身。さらにどら焼きデートやら、写真部のモデルなどを経て、意識を変えていって……。雨宮さんの魅力、さらに、容姿を引き出していって……
最初から、どちらも互いに対する好感度マックス状態なので、惹かれていく過程というのは、それほどない(何しろ、雨宮さんのヤバい服装を見ても、でも、肯定したりするし)のだけど、雨宮さんの意識が変わっていく様を楽しむ作品、という感じなのかな? そういう点で、ストレスなく、二人の変化というのを楽しむことができた。
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