著者:亜逸


入試に失敗し、不良たちが跋扈する学校に入ってしまった史季。不良たちに虐げられる日々が続いている彼だったが、クラスメイトの不良に絡まれている後輩・春乃を助けようとしたことで、学校でケンカ最強のギャル・夏凛に気に入られる。史季は、夏凛たちに勉強を教える代わりに、ケンカの仕方を教わる、という関係になっていって……
なんか、性別とか、そういう部分ではいかにも現在の作品という感じではあるのだけど、そのイベントを除くと、どちらかと言うと昔の(筋の通ったタイプの)ヤンキー漫画と言った印象。
冒頭に書いたような流れで、夏凛からケンカの仕方を教わることになった史季。不良たちが集まる学校において、ケンカ最強で「女帝」と恐れられる夏凛。しかし、夏凛自身は、別に学校を支配したいとか、そういう思いを持っているわけではなく、ただ、筋の通らないことをする存在、即ち気に入らない相手を叩き潰してきただけ。「女帝」と言われること自体が嫌で仕方がない。そんな彼女なので、不良たちに絡まれている後輩・春乃を助けようとした彼を気に入ることに。そして、夏凛と仲の良い千秋、冬華と言ったギャルたちも加わっての日々を送ることに……
毎日、放課後になると一緒の過ごし、ケンカの練習をする日々。ただし、史季自身、不良たちのパシリなどをさせられる中で、脚力などが鍛えられており、コツを教わることで、技術とかはメキメキと上昇。一方で、勉強はからっきしな夏凛たちに勉強を教えることにも。そんな日々の中で、ケンカは最強だけど、初心でしかも。幽霊とか、そういうものが大嫌いで怖がるという夏凛の意外な一面が見えたりもしてくる。「喧嘩の練習」ということで身体に触れたり、なんてこともあるのだけど、そのたびに顔を真っ赤にする夏凛のギャップは素直に可愛い。ちなみに、清楚そうに見えて、保健体育だけは知識がある春乃と、エロ方面全振りな冬華についてはノーコメントで。
しかし、そんな平和なときは続かず、夏凛に対して一矢報いてやろう、という不良グループの策略が始まって……
体調不良の夏凛。そんな夏凛の危機を知り、駆け付ける史季。だが、そこに立ちはだかるは、学校の不良グループを束ねる派閥のリーダー。史季にはかないそうにない相手。しかし……。ちゃんと、そこまでの訓練の成果とか、それまでの史季の日常とか、そういうのがしっかりと活きている感じで、このまとめ方も納得ができた。
なんか、イラスト(特にカラーイラスト)を見ると、エロ押しに見えるのだけど、昔の筋の通ったタイプのヤンキーを主人公にした作品っぽい物語を楽しむことができたな、という印象。
No.6763

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この記事は、「新・たこの感想文」に掲載するために作成したものです。
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入試に失敗し、不良たちが跋扈する学校に入ってしまった史季。不良たちに虐げられる日々が続いている彼だったが、クラスメイトの不良に絡まれている後輩・春乃を助けようとしたことで、学校でケンカ最強のギャル・夏凛に気に入られる。史季は、夏凛たちに勉強を教える代わりに、ケンカの仕方を教わる、という関係になっていって……
なんか、性別とか、そういう部分ではいかにも現在の作品という感じではあるのだけど、そのイベントを除くと、どちらかと言うと昔の(筋の通ったタイプの)ヤンキー漫画と言った印象。
冒頭に書いたような流れで、夏凛からケンカの仕方を教わることになった史季。不良たちが集まる学校において、ケンカ最強で「女帝」と恐れられる夏凛。しかし、夏凛自身は、別に学校を支配したいとか、そういう思いを持っているわけではなく、ただ、筋の通らないことをする存在、即ち気に入らない相手を叩き潰してきただけ。「女帝」と言われること自体が嫌で仕方がない。そんな彼女なので、不良たちに絡まれている後輩・春乃を助けようとした彼を気に入ることに。そして、夏凛と仲の良い千秋、冬華と言ったギャルたちも加わっての日々を送ることに……
毎日、放課後になると一緒の過ごし、ケンカの練習をする日々。ただし、史季自身、不良たちのパシリなどをさせられる中で、脚力などが鍛えられており、コツを教わることで、技術とかはメキメキと上昇。一方で、勉強はからっきしな夏凛たちに勉強を教えることにも。そんな日々の中で、ケンカは最強だけど、初心でしかも。幽霊とか、そういうものが大嫌いで怖がるという夏凛の意外な一面が見えたりもしてくる。「喧嘩の練習」ということで身体に触れたり、なんてこともあるのだけど、そのたびに顔を真っ赤にする夏凛のギャップは素直に可愛い。ちなみに、清楚そうに見えて、保健体育だけは知識がある春乃と、エロ方面全振りな冬華についてはノーコメントで。
しかし、そんな平和なときは続かず、夏凛に対して一矢報いてやろう、という不良グループの策略が始まって……
体調不良の夏凛。そんな夏凛の危機を知り、駆け付ける史季。だが、そこに立ちはだかるは、学校の不良グループを束ねる派閥のリーダー。史季にはかないそうにない相手。しかし……。ちゃんと、そこまでの訓練の成果とか、それまでの史季の日常とか、そういうのがしっかりと活きている感じで、このまとめ方も納得ができた。
なんか、イラスト(特にカラーイラスト)を見ると、エロ押しに見えるのだけど、昔の筋の通ったタイプのヤンキーを主人公にした作品っぽい物語を楽しむことができたな、という印象。
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