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我が焔炎にひれ伏せ世界 ep.2 魔王軍、ぶった斬ってみた

著者:すめらぎひよこ

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「いやあ、クズを焼くのって楽しいですね!」 なんだかんだで異世界に順応し、好き勝手しまくるホムラたち。そんな彼女たちに入った次なる任務は、港町で起きた船の沈没事故の調査。魔物によって沈められた、と言われるのだが、その街では領主の娘・エリーリャによる圧政が行われており……
久々に刊行された第2巻。まず、1巻でキャラクター紹介がほぼされたこと。さらに、今回は暗殺者であるジンがメインになったことで、全体的にドタバタした1巻よりも読みやすくなっていたように思う。物語としてのドタバタ感はあるのだけど……
冒頭に書いたように、港町で交易船沈没事故の調査に赴いたホムラたち。事故の調査とは言え、相変わらずの面々なので、海水浴をはじめ、そこに現れたサメの魔物と威嚇合戦をしたりとかハチャメチャ。そんな中、ジンは自らの使っている剣が限界に来ていることを察し、新たな剣を求めていた。そんなときに……
ドタバタギャグは多いのだけど、中心にあるのは、ジンと、圧政を布いている領主の娘・アリーリャの対比かな?
常に冷静に悪を殺す……と言いつつ、周囲からは暗殺をしているとき、非常に楽しそうだと言われるジン。そんな彼女が手にしたのは、人の弱さなどに付け込む妖刀。その刀の誘惑に晒されながらも、その精神力で抑え込む。一方のアリーリャ。犯罪者に対する拷問をショーのように街中で行う彼女。元々は目立たなかった、という彼女だが、誘拐されてしまう、という事件を経て変わってしまったという。そのときに彼女が感じたのは……
自信の欲望とどう立ち向かうのか? 自らの中の筋道を確固としたものにしていたジンと、誘拐事件において自分の欲望を満たす術を学んでしまったアリーリャ。その両者というのが印象的だった。まあ、最終的にはホムラが色々と持っていくわけなのだけど。
今後、他の面々の掘り下げ回とかも描かれていくのだと思うけど……できれば、もうちょっと早いペースで刊行してほしいな、とは思う。

No.6925

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Tag:小説感想角川スニーカー文庫すめらぎひよこ

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