fc2ブログ

(書評)神様のパズル

著者:機本伸司

神様のパズル (ハルキ文庫)神様のパズル (ハルキ文庫)
(2006/05)
機本 伸司

商品詳細を見る


あこがれの穂積さんを追って鳩村ゼミへと入った僕。厳しいと評判の鳩村教授は、僕に一つの仕事を命じる。それは、天才少女として入学したものの、現在は不登校になっている穂瑞沙羅華を参加させること。こうして、穂瑞の元へ行くことになった僕だが、なぜか、「宇宙は作ることができるか」というテーマで、穂瑞とともに立証することになって…
うーん…困った…。面白いことは面白いのだけど、多分、私にはここで書かれていることの3分の1もわかっていないのではないかと思う。高校2年以降、10年以上、まともに理数系の授業を受けたことのない人間には…。専門用語のオンパレードなところに、かなり混乱を来したところは多い。
ただ、それがわからなくとも、主人公の「僕」こと、綿貫の、ヒロインである穂瑞の成長物語、青春小説という観点で楽しむことができた。「宇宙を作る」という壮大なテーマの研究。ただ、その中身は、といえば、ゼミでのやりとり、そして、なぜかやる羽目になった稲作に就職活動…と、実に地味。けれども、そんな中で、穂瑞の作った理論と、それを元にした施設を巡り、どんどん立場がなくなっていく。さらに、「宇宙作り」も行き詰まる。そして、そのネガティヴな状況から暴走して…。
専門用語のオンパレードなので、その部分がもう少しうまく説明されれば、私のような素人にも、より楽しめたのではないかと思うが(といっても、結局、それは、私の側の問題と言えるわけだけど)、それ以外は、テンポのよい展開、文章、そして、キャラクター…実に読みやすかった。そういう意味では面白かった。
…だけに、もうちょっと物理学とかわかっていればなぁ…と余計に思う(苦笑)

通算1324冊目

にほんブログ村 本ブログへ



http://app.blog.livedoor.jp/outside_hill/tb.cgi/50562447
スポンサーサイト



COMMENT 0

TRACKBACK 1

この記事へのトラックバック
  •  『神様のパズル』機本伸司
  • 「宇宙は作れるのか?」っていう問題に挑むSF。SFなんて久々に読んだよ。 やってるコトは結構ハードだけど、そこら辺は勢いで読み飛ばしても青春小説として楽しめます。ハードSFを読みつけない文系の僕には「宇宙論」とか「量子論」とかは無理だもん。 宇宙の作...
  • 2008.07.22 (Tue) 21:48 | 時間の無駄と言わないで