「豪太」
初めての実地研修から一夜。魔法局での話題はそのことばかり。けれども、豪太は、そこでも…。そんな彼が思い出すのは、少し前のこと。何も知らなかった頃のこと…
前回で、父親が魔法遣いであったこと。けれども、その父は、うまくいかずに逃げ出したこと。そして、最近になってそれを知った。という情報が出ていたわけだけど、今回はその詳細。
美人の母親を持ち、学校でも成績優秀だった豪太。そんな彼が突如知らされたのは、自分が魔法遣いであり、父もそうだったこと。
嘘をついていた、ということで、母は家を去り、そして、豪太自身も学校で浮いた存在になってしまう…。
魔法局での座学のところのテーマが、「魔法遣いの社会的地位」とか、そういうようなことで、その辺りが、豪太そのものの過去ともリンクしているんだ、というのがまず感じたこと。そして、魔法遣いに対して、世間の視線が厳しい、ということも。
前回まででもちょっと感じたことではあるけど、魔法遣いっていうのは、遺伝によって決まる。そして、それを使うには、法律で制限があって、研修を受けて資格を取得する必要がある。
ここまでは、わかるんだけど、だとすれば、「資格を取らず、使わない」という選択肢はないのだろうか? という点。親が医者だから、息子も医者にならなければいけない。親が教師だから息子も教師にならなければいけない。というわけではないのと同じように。
もっとも、遺伝で力は持ってしまっているから、っていうのが、上の例とは異なる部分ではあるけど。
ともかく、魔法遣い、そして、それを隠していた、ということが豪太の家を壊し、自分の居所も壊してしまった。そのことへ対する苛立ち。
さらに、「依頼人」ということで、傲慢に振る舞う者に対する苛立ち。それが、ここまでの態度の原因、ということにはなるんだろう。
こうやってみると、実地研修の指導をしているおばちゃん先生っていうのは、出て行った母とは違う者の、豪太にとっては、もう一人の親のような存在になっているように感じるなぁ…。
嫌な依頼人もいるけど…といったなだめ方であるとか、そういう部分からしても。
まだ打ち解けるには時間がかかるにせよ、ソラ、はたまた、指導教官といったところで、多少は安らぎになるのかも…。なんていうことをふと思った。
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