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(書評)生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3

著者:葵せきな

生徒会の三振  碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫 166-9 碧陽学園生徒会議事録 3)生徒会の三振 碧陽学園生徒会議事録3 (富士見ファンタジア文庫 166-9 碧陽学園生徒会議事録 3)
(2008/07/19)
葵 せきな

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今日も今日とて、何も起こらない生徒会。そこでは、いつものようにグダグダと会議が…。そんな生徒会でのやりとり7話+αを収録した短編集第3弾。
「登場キャラたちがこれほど成長しない作品も珍しい」というのは、あとがきでの著者の言葉なのだけど…いや、成長していると思いますよ。少なくとも、どんどんキャラが濃くなってきているように思えてなりませんし。
今回、表紙は椎名姉妹の姉・深夏だけれども、確かに、結構、様々なところで、深夏のキャラクターが活きているように感じた。熱血マンガ大好きな、活発な女子、ではあるのだけど、立ち位置的に杉崎と近い部分がある。いつも、同じ、率直に色々と言い合え、いないと何か寂しい。そんな彼女がふと見せるかわいらしさだとかが、凄く印象的。そして、そんな深夏の、椎名姉妹の母親との関係を描いた『差し伸べる生徒会』で余計にそれが残った。
…けれども、キャラクターの濃さ、では、どうしても真冬&知弦の進み具合が…。真冬は、BL妄想キャラから、さらにネット、ゲーム廃人まで属性が追加されているし、知弦さんは、黒さに磨きがかかってきているし。この二人、どこまで成長するのか…

通算1344冊目

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