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コミケ夏の陣・上・祭の準備

 5月9日、メールのチェックをしていた私の元へ1通のメールが届く。差出人は、後藤和智氏。内容は、というと…
「冬コミで話していた企画が進んでいます。執筆陣に加わっていただけないでしょうか?」
 まさに、青天の霹靂、という奴である。冬コミでの一幕を思い浮かべる。

 それは、昨年末、コミックマーケット73でのことである。後藤和智氏のブースに行った私は、お世話になっている挨拶をした。すると、そこには、遊鬱氏、また、隣のブースにみる姉さん、という面々がおり、4人で雑談が。そこで出てきたのが、今回の同人誌である義家弘介氏の本でも作りませんか? というような話題である。確かに、そこで私は言っていたのである。
「参加してみたいですね~(笑)」
 ……ノリとは恐ろしいものである。

 そんなわけで、参加することになった私。無事、サークルも当選し、先の4人に、もやしかもね氏を加えた5名で記事を書くことに。
 実のところ、私は、この企画が始まるまで、義家氏について殆ど知らない、という状態であった。一応、過去に1冊、書籍を読んだことはあるものの、それだけ、明らかに他の方々と比べて情報量が少ないのである。
 すると、私は一体、何を書けばよいのだろう? という問題が発生する。胡散臭いその経歴、また、数々の迷言・珍言などに関しては、他の方々がすでに十分に知っている。私のような者が付け焼き刃で書いたところで仕方がなかろう、ということになるのである。では、まぁ、いつも通りの書評で行こうか、と思うものの、資料として図書館で借りた書籍などでは、経歴に関する著書、もしくは、義家氏の経験談として語る「教育論」(私は、こういう教育をして成功してきたんだ、という自慢話と、現在の子供観ばかり)であり、どうしたものか…という状態になったのである。事務的な部分などについて、皆さんが進めている中、私は自分のことで悶々と悩んでいた。6月の頃である。
 なお、この頃、私は図書館で義家氏の著者を立て続けに借り、さらに、貸し出し延長などを続けていた。おかげで、図書館の人に、義家マニア、ヤンキーマニアのように思われていたことであろう…。

 結局、私のテーマが決まったのは7月も後半に入り、他の方々の原稿ができはじめた、という頃になって、である。本当、遅筆で申し訳ない。
 いざ、原稿を書いていて困ったのが、その分量である。最初、頁数を決めるに当たり、「どのくらい必要ですか?」との問いに、「6頁くらいにまとめたいと思います」と書いていたのである。大体、普段の文章量から考えれば、それほど長くはならない、と踏んだためである。むしろ、1つのテーマで書くことによって、それでも苦しいのでは? と思ったくらいである。何せ、学生時代、2000字程度のレポートにも苦しんだ人間である。
 が、それがいけなかった。今回、頁数に余裕がある、と見た私は、手当たり次第に引用を用いて文章を作ってしまったのである。分量などを全く考えずに書いた結果、できあがった分量は実に16頁。分量的には、10頁の削減が必要になったのである。
 結局、「この日までお願いします」という当日まで、毎日のように文章の削減、修正を繰り返す羽目になった。
 本当、後先考えずに、物事を言ってはいけない、というのを肝に銘じる出来事であった。
 …こうして、今回の同人誌の原稿に関する物語は無事、終了した。


 と、ここで締めたいところなのであるが、実は、今回のコミケに関しては、もう一つの物語が存在する。

 それは、コミケ原稿ができあがってほっとしている8月の冒頭。これまた、私の元へ一通の手紙が届いた。見慣れぬ差出人からのメール、それは、ブログでお世話になっているhalogen氏からのもの。
「コミケの期間中、泊めていただけないでしょうか?」
勿論、断る理由はない。快諾する。…一応、「部屋が汚いので、それでも良いのなら」という忠告をつけて。

 とは言え、さすがにスペースがないのではまずい。ということで軽く、ではあるが、掃除をする。
 …すると、なぜか、その前後から頭文字Gという昆虫を見かけるようになる。……うーむ……という感じではある。一応、近所の薬局でたたき売りしていたホウ酸団子を部屋の各所に仕掛けて置くことにした。…却って、誘っている、とか言わないように…。

 そんな感じで、準備は終了し、祭へと突入したのである。

 続く





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COMMENT 4

赤いズゴック  2008, 08. 19 [Tue] 14:06

こんにちは、稚拙なコメントで失礼します。

お祭り前夜の躍動感が、ひしひしと伝わってきました。コミケには参加したことがないのですが、おそらく皆さん、それぞれに、ご苦労があるのでしょうね。祭りが華やかになるのは、それにいたるまでの入念な準備があってこそですものね。

頭文字G昆虫は、こまめに駆除しましょう(笑)

では、失礼します。

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みとみー  2008, 08. 19 [Tue] 23:39

今回の寄稿は今迄とは違い、極めて社会的なコラムでしたね。
そう言えばこの人物のことすっかり忘れてましたよ。
マスコミの扇動に世間が踊らされた一例でしたか。。。
たこやきさん特有の相手の矛盾、不合理さを具体的に判り易く突く内容に、当時は感じなかった胡散臭ささ一杯の人物だったと思い知らされました。
こういう社会性のある内容も出品されるところがコミケの奥深さなのかと痛感させられました。

油虫は生前のウチの猫が玩具代わりによく捕まえてましたなー。
で、次はうめ先生の愛を綴ったコラムを読みたいですなー(ぉ

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たこやき  2008, 08. 20 [Wed] 21:08

赤いズゴックさんへ

こんばんは。
私の稚拙な文章ですが、楽しんでいただけで幸いです。

今回、私は、全て「自分のこと」のみでしたが、その原稿をまとめて編集してもらったり、印刷、出版のために会計処理をしていただいたり…とお世話になりっぱなしでした。ですから、準備、といっても、これはごくごく一部に過ぎないのだと思います。
勿論、コミケの運営スタッフの皆さんの努力、というのも支えているわけですが。
そういう風に考えると、本当、入念な準備あってこそなのだな、というのを感じます。

>頭文字G昆虫は、こまめに駆除しましょう(笑)

はい、肝に銘じます(笑)

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たこやき  2008, 08. 20 [Wed] 21:19

みとみーさんへ

今回、テーマそのものが、堅めのものですからね。
もっとも、今まで、中谷さんのところでの記事も、ちょっと浮いているところはあったのですが。

この人物の場合、ドラマ化された、なんていうのも少し前になりますし、世間的にはやや忘れられている部分があるのだな、と思います。
ただ、実際には、近年、行政活動に深く関わり、政治家に転身するなど、むしろ余計に厄介な状態になっているだけに、危機感があります。(ドラマ化されたころは、私立学校の一教員でしかなかったわけですから)
そういうところを、少しでも感じてもらえたなら、企画は成功と言えるのだと思います。

でも、コミケという大規模なものだからこそ、こういう書も出せる、というのは確かでしょうね。

>油虫は生前のウチの猫が玩具代わりによく捕まえてましたなー。
うちの実家の猫もそういえば…。しかも、獲物を自慢するために、枕元に持ってきたりして、「おいおい」と思ったことがあります(笑)

>で、次はうめ先生の愛を綴ったコラムを読みたいですなー(ぉ

わざわざお金を払って、のろけを聞きたいですか?(ぉ

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