「過去からの想い」
ヘルマンを追った先でアマンダが出会った女性・スノウ。彼女は、自分が融合体であること、そして、それはジョセフから観戦したものを告げる…
今回、スノウとアマンダが出会い、そして、そこで交錯はしたものの、一瞬の交錯。そして、二つの物語が、という感じのエピソード。
ジョセフによって、融合体となってしまったスノウ。
そこから来る不安感、恐怖感、猜疑心。暴れ、破壊に走る彼女を支えたのは、ジョセフ。
「君は悪くない」
ジョセフのその言葉によって、彼女は救われた。そして、今度は…
ウォルフを追うヘルマン、アマンダ。
アマンダを救うために多くの隊員が犠牲になった。だからこそ、活きることを決意したアマンダ。
自分一人の想いによって、多くの隊員を融合体としたウォルフ。隊員たちの怒り。
そして、そんな姿に、アルは…。
二つの悲劇。
なんだけど、二つが同時進行で、1話にまとめられたことで、ちょっと、そのインパクトが弱く感じられてしまったことがもったいない。
自らが、ジョセフに支えてもらったように、ジョセフを支え、その猜疑心、不安をぬぐって見せたスノウ。文字通り「慈愛」に満ちた最期の表情。そして…。ジョセフの暴走が、それによって止まったことは確かなのだけれども、これはこれで、また、暴走の引き金となる怒り、悲しみの感情を作ってしまうのでは? という疑念も残る。ただ、それをザーギンらにぶつけ、という形で自らにも決着をつけるのかも、という気もするわけだけど。
一方のウォルフ。
XAT本部のときもそうなんだけど、最期まで「独善」という感じだったんだな。部下を思っていた、というのは間違いのないこと。ただし、その思いやりは、あくまでも独りよがり。結局、元の部下たちの怒りをぶつけられ、絶望してしまっただけ…。
「他者を思うこと」
それを実現するのは、どうするのか? そのためにするべきことは何なのか?
そういう部分で、実に対照的に描かれていた、というのはわかるんだけど。
それはそれとして、ツヴェルフがブラスレイターに恐怖心を抱きだした、というものがあったけど、それが、ジョセフ、ヘルマン、そして、アマンダにどういう影響を与えていくのか、も気になるところ。
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