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(書評)純棘 Thorn

著者:五條瑛

純棘―Thorn (R/EVOLUTION 6th Mission)純棘―Thorn (R/EVOLUTION 6th Mission)
(2007/02)
五條 瑛

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繰り上がりとは言え、国会議員として当選した松任。自らの思いを遂げるため、野心を遂げるため、在日外国人の権利運動へと接近する。国を憂う田沼。『国輝塾』を興し、在日外国人排斥活動を始める…
「R/EVOLUTION」、「革命」シリーズ第6弾。
「はじまったようだな」
というのは、物語の中でも中盤でのサーシャの台詞ではあるのだけど、シリーズも折り返しを過ぎて佳境に入ってきた印象。
今作の物語の主役は冒頭にも書いたように国会議員の松任と右翼活動家の田沼。二人の立場は、在日外国人を巡って正反対。ただし、彼らは双方ともに、ただ、それを純粋に思っている、というわけではなく、そこには数々の計算も働いている。そんな彼らの問題になるのは、外国人たちを匿っている南原の教会、そして、キラたち、uk-X。思惑の中で、知らず知らずのうちに対決へと動いて行ってしまう。そして、最後に起こる「事件の始まり」…
そういう両者がサーシャという中心人物の手のひらの上で動く形ではあるのだけど、これまでに出てきた2冊の書籍と、そこで明らかになる人々の繋がり。明らかになるファービーの副作用。さらに、言葉の端々から感じられるサーシャの中にあるもの…と、やはり後半に入ってかなり明らかになってきたものは多い。
思惑こそわかっており、次々に種をまいていることもわかっていたサーシャの「革命」。その具体的な方策についても、見えてきた。そして、散発的ではない形で動きだした物語。凄く気になる。

通算1362冊目

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COMMENT 2

そら  2008, 08. 26 [Tue] 11:31

たこやきさん,こんにちはっ♪

>最後に起こる「事件の始まり」…

な,何だ?
やっぱり『狂血』に入る前に,『純棘』くらいは読み直そっと思ったのでした(*^_^*)

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たこやき  2008, 08. 27 [Wed] 17:37

そらさんへ

こんにちは~。

>な,何だ?

パレードへの襲撃事件って意味です。それまでくすぶっていたものが一気に噴出したので、「始まり」と表現したのですが(^^;)
『狂血』が読めるまではしばらくかかりそうなので、また、五條さんの他の作品を読んでみようと思います。

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  • 2008.08.26 (Tue) 11:34 | 日だまりで読書