著者:竹宮ゆゆこ
新年。クリスマス・イヴのことを引きずったままの竜児。しかし、そんな彼の前でも、変わらないみのり。そして、学校では、沖縄への修学旅行…が、スキー旅行になって…。
「抑えろ高須、片付けてはいけない!」
なんか、今回、妙にツボに入った台詞。こういうところでのちょっとした台詞とかのセンスが面白いんだよな。
とは言え、今回は、前巻のラストシーンを引きずっている上に、大河、北村、みのり、亜美(といっても、亜美は少し距離を置いているわけだけど)の思惑が入り組んでいて、凄く「重~い」雰囲気が常につきまとっている感じ。第三者から見れば、亜美の台詞みたく、ばかみたい、に感じるところなのだろうけど。
まぁ、それだけ、「自分のことは見えていない」ということではある。竜児、北村、大河にみのり、と、相手のことはわかっていて、相手を思うからこそどんどんこんがらがる…。そういう状況が、亜美辺りとしては苛立ちの原因なのだろうけど。ただ、これまで部分的にはともかく、全体を通してこういう雰囲気だったことがなかっただけに、そのカラーそのものにちょっと驚いた。
ある意味、今回のラストシーンは、これまでの展開を全てひっくり返すような告白(第三者的には、そうなるだろう、というものだったけど)で、引きの強さは相変わらずだなぁ…。
通算1365冊目

![]() | とらドラ 8 (8) (電撃文庫 た 20-11) (2008/08/10) 竹宮 ゆゆこ 商品詳細を見る |
新年。クリスマス・イヴのことを引きずったままの竜児。しかし、そんな彼の前でも、変わらないみのり。そして、学校では、沖縄への修学旅行…が、スキー旅行になって…。
「抑えろ高須、片付けてはいけない!」
なんか、今回、妙にツボに入った台詞。こういうところでのちょっとした台詞とかのセンスが面白いんだよな。
とは言え、今回は、前巻のラストシーンを引きずっている上に、大河、北村、みのり、亜美(といっても、亜美は少し距離を置いているわけだけど)の思惑が入り組んでいて、凄く「重~い」雰囲気が常につきまとっている感じ。第三者から見れば、亜美の台詞みたく、ばかみたい、に感じるところなのだろうけど。
まぁ、それだけ、「自分のことは見えていない」ということではある。竜児、北村、大河にみのり、と、相手のことはわかっていて、相手を思うからこそどんどんこんがらがる…。そういう状況が、亜美辺りとしては苛立ちの原因なのだろうけど。ただ、これまで部分的にはともかく、全体を通してこういう雰囲気だったことがなかっただけに、そのカラーそのものにちょっと驚いた。
ある意味、今回のラストシーンは、これまでの展開を全てひっくり返すような告白(第三者的には、そうなるだろう、というものだったけど)で、引きの強さは相変わらずだなぁ…。
通算1365冊目

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