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2009/11/25 (Wed) 21:13
WHITE ALBUM・第21話

「別れ道まで戻りたいと思う。右にすれば良かったって。後悔だけのそんな道程」

前回の感想で、「話が動いた」というようなことを書いたけど、ますます、今回、一気に動いた、という印象。特に、ここのところ、どちらかというと陰に隠れがちだったマナとか、はるか、とか、そちら方面からとは思わなかったのだけど。

理奈のマネージャーとなって、ライバル同士、ということもあり、会うことがなくなった冬弥と由綺。
電話でのメッセージ、さらに、病院で父を通して、という形でのやりとりなどはあるにせよ。
そんな中、マナの家庭教師をしているところに、母が戻ってきて…

「しぶとい、イソップ」
この言葉がなぁ…。これまでのエピソードとかを見ても、マナ、さらにははるかも、冬弥に惹かれている、っていうのはわかったわけだけど…マナがどこまで冬弥の言葉を信じていたのか? っていうのが解釈に幅を持たせるように思う。
どちらにしても、現実であることをずばりと言われたこと。さらには、冬弥が(実質的に)母の下で働いていたこと。そして、母の言葉そのものへの反発といったものが入り交じっていたんだろう、とは思うのだけど…。
ただ、どっちにしても、前回から見え始めた「破綻」が出てきた、とは言えるんだろうな。

そして、最後のはるかがテニスをしているのを見たシーン。
「はるか復活」
っていうのも、これまであまりはるかについて語られていないこともあって、どういうことなのか、が気になるところではある。


で、それはそれとして、不穏な動きという意味では、冬弥と弥生について撮っていた男と、田丸の接触。
自分をジャーナリストと名乗ったり、美咲を刺したと自慢したり、はたまた、親父に叱られて泣いていたり…で、何なんだ、こいつは? という状態(笑) でも、その自慢していた美咲を刺した、云々からして、また、とんでもないことをしそうだなぁ…。しかも、田丸って、美咲を巡って冬弥に恨みを抱いているはずだから…余計に…。ここからも出火?

さらに、緒形英二の絵画についても…処分してもダメにした一枚の半分程度…とかいうことは、これはこれで、金銭的に…?
ここは、直接、冬弥とは関係ないけど、これも何か大きく影響する…?

これまで、少しずつ輪が狭まっている、という表現をしてきたけど、輪が狭まったことでそれぞれの間がぶつかって崩れ始めてきた、っていう風に言えば良いのだろうか?

…そういえば、つい数年前まで、成人の日は1月15日だったな…ってのを思い出した。

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2009/11/25 (Wed) 18:33
(書評)虫とりのうた

著者:赤星香一郎

虫とりのうた (講談社ノベルス)虫とりのうた (講談社ノベルス)
(2009/08/07)
赤星 香一郎

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作家志望の赤井は、ある日、自分が見捨てた、助けを求める少女が、その父を名乗った男に殺害されたことを知る。そのことが心に引っかかる赤井は、その少女が、「虫とりのうた」という唄に纏わる都市伝説を広めていた一人ということを知るのだが…
第41回メフィスト賞受賞作。
うーん…ちょっと完成度で劣るかな、これは。
地元の作詞家が作詞したという「虫とりのうた」。表面上だけ見れば、虫取りに興じる姿に見えなくもないが、しかし、それにしては過激な文言の並ぶそれ。その歌詞が示すように、次々と死んでいく関係者。そして、その歌の元となったものと、誰がそれを引き起こしているのか…
という謎が提示される形で物語が展開される。本当に、「歌詞」そのものが気持ち悪いし、終盤の、元凶ともいえる存在の姿なども気持ち悪い。そういう部分については評価したい。
ただ、全体的な完成度がどうにも…。
まず、序盤。物語の入りとしてすごく唐突で、「あれ?」と感じる部分がある。冒頭に書いた導入部だと、見逃したシーンと子供が殺害されたことを知るシーンがすぐに来るように感じるかも知れないが、その間に、赤井が妻の実家へ帰省するとかそういうのが挟まり、まず「どこへ行くの?」という感じがした。そして、調査を開始して、人が次々と亡くなっていく、にしても、確かに「解釈すれば出来る」けど、しかし、かなり無理があるような感じがするし、元凶などは多分そうだろうな、と想像出来る範囲内。
何よりも感じたのは、主人公の心変わりの速さ。お人好し過ぎて、すぐに他人を信じる、というわけではないのだが、何かちょっと言葉を聞くとすぐにそれに影響されて見方が簡単に反転してしまうのは、正直…う〜ん…と感じる。ある意味、それが気持ち悪い、とは言えるのだが。
著者の言葉として、「解明されていない秘密が隠されている」というのがあるのだけど、言わせてもらえば…候補がありすぎて困ります!
登場人物、都市伝説などに纏わるディテールについても甘い部分が多く、それが全体的な説得力そのものの弱さにも繋がってしまったように思う。全体的に、厳しい評価になってしまう。

No.1901

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2009/11/24 (Tue) 17:22
(書評)花窗玻璃 シャガールの黙示

著者:深水黎一郎

花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)花窗玻璃 シャガールの黙示 (講談社ノベルス)
(2009/09/08)
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海埜刑事の元へ遊びに来た甥の瞬一郎。自分の家を、すっかり物置状態に状態にした甥は、自分が書いたという文章を海埜へと見せる。そこに書かれていたのは、フランス・ランス大聖堂での事件についての物語…
え〜っと…タイトルが読めなかった人、手を挙げよう(私は読めなかった)
「花窗玻璃」は、「はなまどはり」。ステンドグラスのこと。正直、「窗」なんて漢字の存在すら知らなかった(苦笑)
とりあえず、作品の中に入る前に、物語の構成を。冒頭にも書いたように、本作の場合、瞬一郎が書いた話、として物語が展開する。つまり、作中作、という形。そして、その瞬一郎の文章は、瞬一郎のこだわりもあって、タイトルのような漢字が大量に使われる。何せ、「一切、カタカナを使わないで表現する」というものだから。別に文章自体が読みづらい、とは感じなかったのだが、一段組なのに思いの外、読むのに時間がかかった。
で、物語としては、ランス大聖堂の近くに放浪の結果として住み着いた瞬一郎が、その大聖堂で起こった事件について解決する、という話。一人は、夕刻、大聖堂の塔から転落して死亡した男性。そして、その半年後・大聖堂の近くで倒れて死亡した浮浪者。その謎…
なのだが、物語のメインは、実はそこではない。いや、物語を進めるための原動力として事件があるのは確かだし、また、最終的にそこに戻ってくるのも事実なのだが、しかし、そういうものすべてが、作中で語られる芸術論などのためのオマケのように感じられるのだ。
物語の中心に立つのはランス大聖堂であり、それを心から愛する歴史学の老教授。13世紀から2世紀近い時間を費やして建設された大聖堂。そこは、シャガールによって作られたステンドグラスによって彩られ、そして、世界遺産として、大きな観光資源ともなっている。しかし、それが良いのか…
伝統というもの。伝統的な芸術と、現代芸術の間の葛藤、対立。その間の調和と不協和音。作中に登場する老教授の価値観は、芸術を愛するのか、それともただの芸術音痴なのか…? 正直なところ、現代芸術とか、前衛芸術とか言われてもぴんと来ない私としては、老教授の意見に思うことは多いのだけど、でも…瞬一郎の言葉もまた…。本当、芸術って何ざんしょ? っていうのを読んでいてすごく感じるのだ。そして、それを描くために事件が用意された、としても、それほど不自然に感じないのは上手いと思う。
その一方で、もう一つのメインミステリ的なところは、現地を知らないが故に(写真はあるけど)、どうも「あ〜…なるほど」的なところで残ってしまう部分がある。確かに、論理的には繋がるのだけど、ある意味では、日本人の観光地などを基準にするが故に「でも、無理がない?」と思ってしまったりして。この辺り、実在する建物を舞台にした大胆なトリックっていうのも大きいのだと思う。
作品としては好き。こだわりも感じる。ただ、評価は分かれそうだな、とも思う。

No.1900

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2009/11/24 (Tue) 09:44
そらのおとしもの・第8話

「血斗は誰がために」

今日は、村の祭。浴衣を着て、会場へと赴く智樹、そはら、イカロス、ニンフ。様々な夜店が並ぶ中、異彩を放つ妙な射的屋。彼は美香子の呼んだ男で、彼女の提案により、村人総出のサバイバルゲーム大会が始まり…

なんか、前回の感想を見ていたら、「次回はカオス回」と聞いたのだけど、カオスというほどのカオスではなかった気がする。カオスっぷりなら、空飛ぶパンツとか、爆発するパンツとかの方がカオスだし。
とりあえず、一言、感想を言わせてもらうと…
智樹、第1話でイカロスに1000億円出してもらってなかったっけ?
てなことだったりする(笑)

近所のばあちゃんやら、クラスメイトやらも色めき立ち、身体的な問題すらぶっ飛ばしての戦い。
そんな中、スナイパーとして活躍する美香子&守形。
さらに、空中から…
いや、そもそも、銃の性能に差がありすぎませんか、それ…?(笑) 射的のコルク銃って、そもそも狙撃銃に向かないと思うし(コルクが軽すぎて、風でどんどん逸れるし。でも、この二人だと、それすら計算に入れそうで怖いのも事実だけど)、何よりイカロス。ガトリングガンは…

で、智樹にたしなめられて退場したイカロスが、ニンフとあって…と…
今回のメインとしては、そっちなんだろうな。
もう、こないだの話で何と無くは想像が出来ていたけど、イカロスは愛玩用ではなく、元々は軍事用。それも、かつて、大きなダメージをその世界に与えていたもの。そして、ニンフは、それを手に入れるためにやってきた。
今回の話に関していうと、ニンフの目的とかは、これでハッキリした、のは確かなのだけど…
ただ、わからないのは、ニンフがなぜ、イカロスの力を解放しようとしているのか、ってところ。少なくとも、連れて帰るには、力を解放しないほうが良いのでは? と思うのだけに。
「兵器とかだったら、嫌だ」
っていう智樹の感情を考慮して、云々なら、感情プログラムを解放してイカロスが離れるように、とも考えようと思えば出来るとは言え。この辺りも、前回の、飼育小屋の鳥を解き放ったところとか、そういうのがあるのかも? とか、色々と深読みは出来るのだが…さて…?

まぁ、そうやって、ともかく傷つきながら、ニンフの思惑以上のところを見せて…を挟み、再びサバイバルゲーム。
ええっと…本物の拳銃云々の前に、そはらさんの拳銃、一体、弾丸が何発…?(笑) なんか、『天才バカボン』の目玉のおまわりさんの拳銃並に銃弾数多いなぁ(笑)

そういうギャグは入れつつも、やっぱり、今回、シリアスが先に来た印象。
その先の、感情プログラムとか、その辺りを自分で解除してしまったイカロス。さらに、色々といいつつも、イカロスに対して「普通の女の子」として接しようとする智樹。Cパートなんか、ギャグのかけらもなかったからなぁ…。
Bパートではギャグとして処理されていた、拳銃で撃たれて倒れ、でも、すぐに復活…なんていうのも、ギャグからシリアスへと変換させてしまった。
その、智樹の言葉でイカロスが涙を、っていうの…智樹は気づいていたのかどうか…もちょっと気になるところ。

それにしても、美香子先輩のやりたかったこと、そのものは別に悪いとは思わないのだけど…
祭の神事とか、そういうのはどーした? と思わないでもない今日この頃。

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2009/11/23 (Mon) 18:10
(書評)赫眼

著者:三津田信三

赫眼 (光文社文庫)赫眼 (光文社文庫)
(2009/09/08)
三津田 信三

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短編8編、ショートショート4編を収録した短編集。
まず、収録された作品だけれども、この中単独のものもあれば、これまでの作品(例えば『百蛇堂』や、死相学探偵シリーズ)の番外編的エピソードや、これは他作品でもそうだが、刀城言耶の名前が出てきたり、と、光文社文庫で出た作品だけでなく、これまでの三津田作品と関連性のかなり高い作品集になっている。
で、収録されている作品は、今回は基本的に、怪異そのものを中心とした作品となっている。怪異か、それとも、人為か、という境界をたどるとか、そういう感じの作品は『灰蛾男の恐怖』くらいのように思う。
読んでいて、頭に浮かんだのは「百物語」とかの、怪談大会でもやっている姿、だろうか。三津田氏の長編作品では、先に書いたように、不可解な出来事が怪異によるものなのか? それとも…というところ突き詰めていくような、そういう部分があるのだが、本作に収録されている作品ではあくまでも、その「恐怖の瞬間まで」が綴られる。それをどう捉えるのか? その後は、どう見るのか? は、読者にゆだねられる。収録作の中には、主人公に対して語りかける、というようなものもあり、余計に、それを強く感じた。
個人的な好みとしては、三津田氏の長編の突き詰めていく感じが好きなのだが、こういう作品の方が好きだ、という方には勧められるのではないかと思う。
ただ、他の三津田氏の作品でもそうなのだが、ある家に入った途端におぞましい気配を感じて…とか、共通したパターンで物語に入っていくものが多く、多少、マンネリというか、ワンパターンさみたいなところを感じた部分があったのが残念。
ただ、安定した面白さは、さすがだな、という風に思う。
しかし…この表紙、滅茶苦茶怖いと思うのは私だけ?

No.1899

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2009/11/23 (Mon) 11:45
(書評)ぐらシャチ

著者:中村恵里加

ぐらシャチ (電撃文庫 な 7-13)ぐらシャチ (電撃文庫 な 7-13)
(2009/11/10)
中村 恵里加

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「日本うっかりグランプリベスト10入り」と弟から揶揄される少女・榛奈は、浜辺にいたところ、高波に襲われ海に転落してしまう。そんなところを助けたのは…巨大なシャチ。しかも、それは、人間の言葉を喋って…
正直、読んでいる最中はどこへ向かうのかと思った。
溺れていたところを助けてくれたのは、言葉を喋る巨大なシャチ。そして、そのシャチと話をし、そのシャチに榛奈は「グラボラス(本当はグラシャボラスのはずなのに…)」と名前を付ける。
この辺りまでは、人間の世界について知らないシャチと、うっかりものの少女の、のんびりとした雰囲気の話。それなのに…
人間の常識を知らない、人間の常識とは違った社会で過ごすモノ。しかも、グラは、頭が良く、合理性の追求というのも可能。それ自体は良いことなのだけど、浜辺で榛奈が知り合った男子の姿をして榛奈の前に現れる。さらに、榛奈の回りでは、動物が無残な姿で食い散らかされる事件が続発して…
この辺り、完全にホラー小説の方向、ブラックな作品の方向へ舵を切り始めて、どこへ向かうのか、とういうのが全く読めなかった。そもそも、そのシャチが現れた理由についても、本人が「天敵を殺す方法を探しに」というもの。そうなると、もしかして、その「天敵」って人間のこと? とか、そういうのまで考え初めて、ますます、すごい嫌な方向へとどうしても思考してしまうように。そして…
途中の展開が、すごくブラックな方向へ、と感じただけに、予想外に綺麗な形で物語が締められたな、というのが読了後に出た感想。あそこまで、不安を煽って、それで、これとは…ほっとしたといえばほっとしたし、多少、拍子抜けといえば拍子抜け、というか…。どちらにしても、安心感が得られたのは間違いないのだけど。
まぁ、色々と考えてみると、途中に含まれていたグラが姿を借りていた剛健そのものについてはどう決着を付けるのだろう? とか、その親友・平八は? とか、多少、これで良いのかな? と思うところがないではないけど、それは色々と想像すれば良いのだろう。
良い意味で、先が読めずに翻弄された。そんな作品だった。

No.1898

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2009/11/23 (Mon) 07:37
夏のあらし! 春夏冬中・第8話

「コンピューターおばあちゃん」

暑い日。方舟のエアコンが効いていない。マスターは、リモコンがどこかにいってしまった、という。そんな中、あらしの様子がおかしくて…

今回も毎度おなじみギャグ展開。
なんか、ここ数回、そろそろ飽きてきた、っていうような感想を書いていたわけだけど…
ここまで、フリーダムにやられると、なんか清々しい気持ちになってきた(笑) どれだけ、意味不明やねん(笑)

Aパートは、リモコンを探すも、見つからず、とりあえそれらしきものを片っ端から…
リモコン式の戸棚とか、椅子とか…なぜにそれが? というもの連発。タライに関しては…なんていうか…ドリフっつーか、シャフトってことで『月詠』を思い出した(笑)
そして、最後に残ったいかにも怪しいリモコンのボタンを押すと、爆発!!

…と思わせて、それは、はじめの想像っと…
で、Bパートはその結果として開いた地下の洞窟探検…

すいません…横浜の地下に、そんな場所があるんですか!?(笑) しかも、なぜか熱水が噴き出したりして気温はさらに上昇。おかしくなるあらし…

カヤさんのギャグは…気温が下がるかも知れないけど、気合いを入れると、最早、寒いギャグっていうよりただの語呂合わせになっているだけのような気がする。そして、何気に酷いあらしの言いぐさも。

結局、気温はますます上昇。さらに、あらしの「童歌」カウントダウンも限界まで来て、方舟へ。そして、リモコンを持っていたのはグラサン。そのリモコンを押すと…

変身ロボ!!
…そして…
爆発オチ!!

…うん…
もうフリーダムにやっているな、という印象。ここまで来ると、やっぱり清々しい。
なんか、感想なんだか、ツッコミ集を作っているのか、自分でも書いていてわからなくなった。

とりあえず、最近思うこととしては…
最近、妙にマスターの露出度UPがあるような気がする。どういう需要を狙っているんだろう?(違)

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2009/11/22 (Sun) 20:11
(書評)用もないのに

著者:奥田英朗

用もないのに用もないのに
(2009/05)
奥田 英朗

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奥田氏の旅行記を集めたエッセイ集。野球観戦を題材にした3編(野球篇)と、その他4篇(遠足篇)の7編を収録。ただし、野球篇の方が分量としては多い。
感想を一言で言うと…「ゆるい!」ってなところだろうか。
それは、収録されたものの時系列からして言える。08年の北京五輪の野球を観戦の『再び、泳いで帰れ』が冒頭に来て、03年秋のヤンキース戦観戦の『アット・ニューヨーク』、05年春の楽天イーグルスのホーム開幕戦を記した『松坂にも勝っちゃいました』と時系列からしてバラバラ。さらに、その中で記される一人称とか、そういうのまでバラバラ…。本当に緩い(笑)
これまでのエッセイ作品、『野球の国』などでもそうなのだけど、スポーツ観戦に行っても、綴られるのは、試合などよりも、周囲の客の様子とか、そういうもの。そして、野次を飛ばしたり…と…(ただし、基本的には「心の中で」思っただけ)
そして、後半の「遠足篇」では、さらにそれがエスカレート。
半ば思いつきで愛知万博やジェットコースターに乗りに富士急ハイランドへ、編集者たちを引き連れて出かけて後悔してみたり…と…もうやりたい放題。その一方で、最後の『四国お遍路 歩き旅』では、一人だけ、お遍路ファッションをさせられて…とか…奥田さんと編集者さんの「なんじゃい、そりゃ」と思うようなやりとりとかあって、余計にそれを増幅させているように思う。
なんていうか…奥田さん、色々と楽しんでいるんだなぁ…というのを心から感じるエッセイ集だ。

No.1897

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2009/11/22 (Sun) 17:43
鋼の錬金術師 FULLMETAL ALCHEMIST・第33話

「ブリッグズの北壁」

メイを追い、北へ向かうエドとアル。そして、同じく、キンブリーもスカーを追い、北へ向かう…

「雪だるまも作ったな」
この国じゃ、雪だるまも、錬金術で作るのか(笑)

で、Aパートは、そのスカーとキンブリーの邂逅、そして激突。
スカーを追う過程であるとか、そういうのは、非常に冷静で理知的。戦いに際しても、自ら先陣を切る…という辺りは、指揮官としても有能。
そこまではキンブリーの有能なところが出ていたけど、この激突の、その最後のところで、彼の人間戦意の根本的なところが見えた、という感じかな。
紅蓮の錬金術師と言っても、永きにわたって牢にいたキンブリー。
復讐を誓い、錬金術師たちとの戦いを繰り広げてきたスカー。
これで、いきなりキンブリーが勝ったらどれだけ化け物なのか、と思ったけど、やはり体力的に、そして、キンブリーという相手の戦い方を焼き付けているスカーだけに、ここでは優勢に。そして、キンブリーは傷つく。
そのあと、だよなぁ…。
「死を築くものは、死に追われる」
これまでのところで、何か「やばい」ものは感じさせるけど、この台詞にその狂気がこれでもか、と詰め込まれている、そんな印象を抱いた。

でも、その戦いの中、「あんな化け物たちに構っていられるか」と逃げだそうとしたけど、走っている列車から降りるのも怖くて出来なかったヨキに、なんか、すごく感情移入してしまった(笑)
と、同時に、ヨキとスカーで陽動している、っていうのは想像できたわけだけど、これはキンブリー側はメイとかの存在を知らないからこそ、なのかな?


で、Bパートは、雪山で遭難しかけて、軍人に襲われ、そして、アームストロング少将とエルリック兄弟が邂逅する話、と…
こちらは、結構、ギャグっぽいところがあったわけだけど…
やっぱり、最大のポイントは、第一印象だけでも感じさせるアームストロング少将の峻烈さ、かな。
弟(少佐)からの紹介状を見つけても、読まずに破り捨てる、とか、一言で部下たち、さらにエドたちを黙らせる、とか、威圧感抜群。これまでの会話とかでも、彼女のそれは敢えてそれをしている、というところがあるようだけど、この辺りは次回以降、かな。

さて、そんな中で、オートメイルが…とか、錬金術が…っていうのは…
やっぱり、寒さでオートメイルの油(?)とか、そういうのがダメに、っていう解釈で良いのだろうか?
どちらにしても、問題が発生することは明らかにされていたわけだけど…ウィンリィは北へ行くの? それとも…?

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2009/11/22 (Sun) 15:55
(レース回顧)マイルCS

マイルCS(◎ヒカルオオゾラ 外れ)

例の如く、マルカシェンクが出遅れ、ハナを切ったのはキャプテントゥーレとマイネルファルケ。サプレザは先行集団を見るような場所に位置し、カンパニーは中団から。
直線に入って粘るマイネルファルケをキャプテントゥーレ、ヒカルオオゾラらが追いかけ、そのうちを割ってカンパニー。残り100Mを過ぎて、一気に先頭に立つとそのまま、突き抜けて1着。2着は、粘りこんだマイネルファルケ。3着にサプレザとキャプテントゥーレ、という体勢。
カンパニー、さすがは実績馬、というところでしょうか。中団の内側で脚を溜めて、最後にしっかりと末脚を炸裂させる競馬。こうやってみると、逃げたマイネルファルケですから、内枠がそれほど不利ではないことを確認していた、というところはあるんでしょう。でも、すごい馬ですね、カンパニーは。
私の期待したヒカルオオゾラは、直線に入ったところまでは良かったのですが、最後は一杯になってしまった印象。これは力負け、でしょうかね。でも、見せ場は作ってくれたのでよしとします。

単勝結果(7480円/7900円 回収率94.7%)
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